スーパーフォーミュラ公式テスト初日は王者野尻が総合トップ。先代からダウンフォース減の新型車両で昨年のポールタイム超え
鈴鹿サーキットで行なわれているスーパーフォーミュラの公式合同テスト。トップタイムは野尻智紀(TEAM MUGEN)で、1分35秒955を記録した。
Tomoki Nojiri, TEAM MUGEN
Masahide Kamio
3月6日、鈴鹿サーキットでスーパーフォーミュラ公式合同テストの初日が行なわれた。総合トップタイムは野尻智紀(TEAM MUGEN)で、1分35秒955だった。
2日間に渡る合同テストの初日は、11時からのセッション、15時15分からのセッションの2部構成。午前のセッションはTCS NAKAJIMA RACINGの山本尚貴が1分37秒030でトップタイムとなった。
午後のセッションも前半は各車1分37秒台のベストタイムにとどまったが、残り30分を切ったタイミングでリアム・ローソン(TEAM MUGEN)が1分36秒770をマーク。さらにその10分後には小林可夢偉(KCMG)が1分36秒266でローソンを上回り、牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING)も1分36秒台にタイムを乗せた。
そしてセッション終盤に各車がアタックを敢行していくと、ベストタイムが次々に更新されていった。山本尚貴が1分36秒027、佐藤蓮が1分36秒083をマークしてTCS NAKAJIMA RACINGのワンツーとなったが、間髪入れずに野尻が1分35秒955を記録。このタイムは上回られることなく、初日の総合トップタイムとなった。
今季から導入された新型車両の『SF23』は、より接近したバトルを演出するために、ダウンフォースを減らして先行車に対する追従性を高める方向性のマシンとなっている。しかし今回野尻が記録したタイムは、自身が昨年の鈴鹿戦で記録したポールタイム(1分36秒003)よりも速く、昨年の同時期に開催された合同テストの総合トップタイム(1分35秒470/坪井)からもコンマ5秒差に肉薄するもの。早くも先代の『SF19』に匹敵するパフォーマンスを見せている。
なおテスト2日目の3月7日は、9時45分〜11時45分、15時〜17時のスケジュールでセッションが実施される。
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