【SF】3位まで追い上げたロッテラー「ライバルのペース不足が不思議」

第3戦富士、表彰台まで追い上げたアンドレ・ロッテラーは、順位を争っていたライバルのペース不足が不可解に見えたようだ。

 スーパーフォーミュラ第3戦富士、予選Q2で赤旗によりアタックを中断せざるを得なかったため、12番グリッドから決勝に臨んだアンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM’S)。しかし決勝では、早めにピットインを行いタイヤ無交換で最後まで走り抜く作戦を成功させ、3位表彰台まで上り詰めてみせた。

「今日は楽しいレースだった。12番手からスタートして3位だからね。残念ながらフェリックス(ローゼンクビスト/SUNOCO Team LeMans)には先行を許したが、満足している」と、彼は決勝後の記者会見で語った。

 オープニングラップで5台抜きという離れ業を見せたロッテラーは、6番手ピエール・ガスリー(TEAM 無限)の後ろに詰まった9周終わりで、いの一番にピットイン。タイヤ無交換でピットアウトし、前が開けた状態でハイペースを刻んだ。

 3周後に3番手を走行していたチームメイトの中嶋一貴がピットアウトしてくる頃、彼はそのすぐ背後まで迫っていた。そこからは、2番手を走行中の13周目にピットインした関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)を含めた3台のバトルに発展した。ロッテラーはストレートでチームメイトをパスした後、ペースの上がらなかった関口を、37周目に攻略。ピット作業を引っ張る作戦をとっていたローゼンクビストには逆転されたものの、3位でフィニッシュした。

「スタート自体はあまり良くなかったけど、1コーナーからAコーナー(コカ・コーラコーナー)までに何台かをパスして、ガスリーやフェリックスに近づき、Bコーナー(ダンロップ・シケイン)までにフェリックスをパスした。スタートが良ければ、もっと抜けたかもしれないが、それで十分だった」と彼はレースを振り返った。

「早めにピットインしてから、関口と一貴のペースがあまり良くなく、自分のクルマが速いこともわかっていたので、ふたりをパスすることができた」

 このレース中、山本尚貴(TEAM 無限)と山下健太(KONDO RACING)のマシンの左リヤタイヤが相次いでパンク。タイヤを交換することなく走行を続けていたロッテラーにもチームから無線が飛んだが、彼はあまり気にしていなかったようだ。それよりも不可解だったのが、直接のライバルだった関口、中嶋の苦戦だったという。

「チームからは、『何台か左リヤタイヤにダメージが起きているから気をつけるように』と言われていた。でも実際できることはあまりない。僕たちはレースをしていたし祈るだけだった。(他車のタイヤの)ダメージの原因がデブリなのか路面なのか、タイヤに過度な負荷がかかっていたのかはわからないけど、このタイヤは本当に丈夫だから過負荷だとは思えない」

「もっと不思議なのは、なぜ一貴や関口があんなに苦しんでいたのかということだ。一貴とはほとんどセットアップも一緒だ。たまたま作動が良くないタイヤに当たるということもあるのかもしれない」

 今回のレースを終え、優勝した石浦宏明(P.MU / CERUMO・INGING)に逆転され、ランキング2位に後退したロッテラー。とはいえ、石浦とはまだ2.5ポイント差と僅差だ。

「ポイントランキングは、最終戦まで気にしない。各レースで勝てるように、ベストを尽くしていくよ」と、彼は今後の戦いの意気込みを語った。

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この記事について
シリーズ スーパーフォーミュラ
イベント名 第3戦富士
サーキット 富士スピードウェイ
記事タイプ 速報ニュース