スーパーフォーミュラ
海外ラウンドへの意欲を語るスーパーフォーミュラ。早ければ来シーズン中にもアジアでのレース開催が実現か
スーパーフォーミュラは、将来海外でのレース開催を目指していることを公言しているが、実際早ければ来シーズンにもアジアでレースを開催する可能性もあるようだ。
戎井健一郎
公開日時: 2024/07/11 8:07
Copy link
Viberでシェア
Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

Start action
写真:: Masahide Kamio
スーパーフォーミュラが、早ければ2025年シーズンに海外でのレースを開催する可能性があることが、motorsport.comの調べで分かった。
スーパーフォーミュラは近年、『NEXT50(ネクストゴー)』プロジェクトの名の下に、シリーズの価値を高めるための施策を数多く実施、模索してきた。ただ、そんな中でひとつ懸念されているのが、外国人ドライバーが減少したことにより海外からの関心が薄まってしまうのではないかという点だ。
5年前の2019年シーズンには実に9人もの外国人ドライバーが出走し、後のインディカー王者であるアレックス・パロウや、フォーミュラEの現ポイントリーダーであるニック・キャシディなど、世界の最前線で戦うドライバーを輩出してきたスーパーフォーミュラ。しかしコロナ禍の影響でその数は減少。昨年はリアム・ローソン、ジュリアーノ・アレジ、ラウル・ハイマン、ジェム・ブリュックバシェの4名が参戦したが、今年はテオ・プルシェールの1名のみで開幕を迎えた。
そのプルシェールも、開幕戦の後にインディカー挑戦のためチームを離脱。その代役として第2戦はベン・バーニコートが起用されたが、第3戦以降は異例の“全員日本人ドライバー”という状況だ。
そんな状況下で、海外からの注目を集めるためにどのような点を重視しているのか? シリーズのプロモーターである日本レースプロモーション(JRP)の上野禎久社長は、富士公式テストで行なわれた会見で次のように述べた。
「ドライバーに関してはあくまでチームマターであり、我々の方が直接的にこのチームにこのドライバーを起用する、と言ったことはありません。我々としては、そういった海外のドライバーにシリーズの魅力を感じていただけるような環境を作ることが大事だと思います」
「そういった意味では、レース数を増やすことはとても大きな課題だと思います。F2にしてもインディライツにしてもレースマイレージが多いですからね。そこは海外のドライバーが1年間日本でレースを戦う上で、重要なファクターになっていることは認識していますので、オーガナイザー等と調整していければと思います」
「あとは海外大会ですよね。海外大会の開催を今後進めていきたいなという思いはありますが、まだ具体的にご案内できる内容はございません」
このように、海外ドライバーにとって魅力となるような開催レース数の増加、そして海外からの関心を高めるための海外レース開催の2点を野望として挙げた上野社長。来季の開催カレンダーは8月ごろに発表予定とされているが、これについてJRPの近藤真彦会長は「楽しいカレンダーです(笑)。本気でワクワクするようなスケジュールを組んでいます」と話しており、その真意が注目されていた。
motorsport.comの取材によると、海外大会は早ければ来シーズンにも実現する可能性がある模様。ただ海外レースとなると、輸送面や全体的なコスト面など、国内開催以上に複雑で多岐に渡る調整が必要なことは想像に難くない。現在も慎重な交渉が行なわれているものと見られる。そのため、海外開催がまだ確定事項でないことは間違いなさそうだ。
また、海外ラウンドが開催される場合どの国でレースをするのかも気になるところ。JRPがアジア地域でのレース開催を目指している旨は既に公言されているが、現在JRPはそれぞれの交渉の進捗に差はあれど、複数の国と話をしていると言われている。ただパドックでの噂レベルでは、開催地は韓国になるのではないかという話も聞こえてきている。
スーパーフォーミュラの海外ラウンドが実現すれば、フォーミュラ・ニッポン時代の2004年にマレーシアのセパンサーキットで開催されて以来となる。また、かつては韓国のインジェでの開催が目指されていたが、実現には至っていない。
あなたの意見が聞きたい!
Motorsport.comで何を見たいですか?
5分間のアンケートにご協力ください。
- Motorsport.comチーム
関連ニュース :
記事をシェアもしくは保存
Copy link
Viberでシェア
前の記事 レース業界の人材不足解消に向け「“入口”を照らすことが重要」。山本尚貴の学校訪問、3回目の今年は対象を高校生にも拡大
次の記事 ただ買って組み付けるだけではダメ。ハイレベルなスーパーフォーミュラで勝つために求められる「高精度のパーツ管理」とは
More from
戎井健一郎

SFライツ参戦終了のトムス、次なる野望にFIA F3、FIA F2を挙げる「ワールドスタンダードなレース活動をしたい」
SFライツ
SFライツ 18 時間前
SFライツ参戦終了のトムス、次なる野望にFIA F3、FIA F2を挙げる「ワールドスタンダードなレース活動をしたい」

スーパーフォーミュラの“秘密の花園”、パートナーラウンジに潜入! そこにあるのは優雅な観戦体験だけじゃない……ビジネスチャンスも満載
スーパーフォーミュラ
スーパーフォーミュラ 1 日前
スーパーフォーミュラの“秘密の花園”、パートナーラウンジに潜入! そこにあるのは優雅な観戦体験だけじゃない……ビジネスチャンスも満載

中村紀庵ベルタがFIA F3ポストシーズンテストで初日トップタイム記録。中村仁はプレマから参加……日本勢は計4人
FIA F3
FIA F3 2 日前
中村紀庵ベルタがFIA F3ポストシーズンテストで初日トップタイム記録。中村仁はプレマから参加……日本勢は計4人
最新ニュース

フェルナンデス、インドネシアGPの右手指骨折から回復順調も「100%じゃない。でも全力を尽くす」
MotoGP
MGP MotoGP
オーストラリアGP
フェルナンデス、インドネシアGPの右手指骨折から回復順調も「100%じゃない。でも全力を尽くす」

アウディ期待の若手がついにF1公式セッションデビューへ! スレイターがメキシコ&ブラジルのFP1出走
F1
F1 F1
アメリカGP
2 分前
アウディ期待の若手がついにF1公式セッションデビューへ! スレイターがメキシコ&ブラジルのFP1出走

週末制覇目指すマルク・マルケス、FP1最速スタート。母国戦ミラーが3番手|MotoGPオーストラリアFP1
MotoGP
MGP MotoGP
オーストラリアGP
1 時間前
週末制覇目指すマルク・マルケス、FP1最速スタート。母国戦ミラーが3番手|MotoGPオーストラリアFP1

フェラーリ、アメリカGPで今季最後のアップデート投入。バスール代表「再びあらゆる面で安定したパフォーマンス発揮が目標」
F1
F1 F1
アメリカGP
2 時間前
フェラーリ、アメリカGPで今季最後のアップデート投入。バスール代表「再びあらゆる面で安定したパフォーマンス発揮が目標」
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
次の 2 つのオプションがあります。
- サブスクライバーになります。
- 広告ブロッカーを無効にします。
購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします
広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード
お知らせの管理
登録