ダンディライアン村岡代表、牧野任祐は“トレーニング中”と明かす「万全の状態となるのを待つ」
DOCOMO TEAM DANDELION RACINGの村岡潔代表は、合同テストを欠席している牧野任祐が復帰に向けてトレーニング中であることを明かした。
村岡潔代表(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
Masahide Kamio
昨年12月に髄膜炎を発症し、2020スーパーフォーミュラ最終戦を欠場した牧野任祐。彼は今年1月に自身のSNSで退院を報告し、レース復帰を目指して回復中であることを明かしていたが、3月上旬に行なわれたスーパーGT岡山テスト、スーパーフォーミュラ鈴鹿テスト、そして3月23日〜24日に行なわれたスーパーフォーミュラ富士テストのいずれも欠席した。
今季に入り、未だサーキットでステアリングを握る牧野の姿を見られていない上、復帰時期も決定していないことから、ファンからはSNSを中心に牧野の病状を心配する声も上がっていた。
motorsport.comはDOCOMO TEAM DANDELION RACINGの村岡潔代表を直撃。牧野の現状について話を聞いた。村岡代表は、牧野がトレーニングを再開して開幕に向けて準備を進めていることを明かした。
「(牧野は)トレーニングして準備中という感じ。大分前に退院して、今はトレーニング中です」
2021年のスーパーフォーミュラ開幕戦は、4月3日、4日に富士スピードウェイで開催される。開幕に向けて刻一刻と時間が迫っている中で、村岡代表は開幕戦に牧野が出場するのか、はたまた代役を立てるのかについては明言を避けたが、牧野が万全の体制となるまでじっくりと待つ方針であると語った。
「いつ復帰するかについては、どのくらいまで回復したかによって決める形になります」
「もちろん第1戦に間に合えばいいのですが、慌ててもしょうがないし、万全の態勢を待つという感じです」
「トレーニングの状況次第ですよね。慌ててテストに乗って、中途半端に走って体調を崩してもしょうがないですし。何せ(既にスーパーフォーミュラで)走ってるドライバーだからね。元気になればいつでも走れますよ」
そんな牧野の代役として、スーパーフォーミュラ公式合同テストでDOCOMO TEAM DANDELION RACINGの6号車を走らせているのが笹原右京だ。牧野がスーパーフォーミュラの序盤戦を欠場するとなった場合、その代役として出場する可能性も十分に考えられる笹原だが、彼も代役出場の可能性について明言を避けた。
笹原は、牧野の心情を考えると複雑な思いであることを打ち明けつつ、それでももし自分が代役となった場合にパフォーマンスを発揮できるよう、準備を進めているとコメントした。
「まず僕の気持ちとしては、早く彼が回復してこのシートに座れることを願っています。同じドライバーとして彼の気持ちを考えると、言葉にできないですし、複雑な思いです」
「ただ代役という形でも、乗せていただくことになったのであれば、チームやホンダさんから求められていることを達成できるように、仮にレースに出ることになっても大丈夫なように準備を進めています」
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