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第3戦SUGO予選|Q3はクラッシュにより途中終了に。山本尚貴がPP獲得

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第3戦SUGO予選|Q3はクラッシュにより途中終了に。山本尚貴がPP獲得
執筆:
2019/06/22 6:25

スーパーフォーミュラ第3戦SUGOの予選が行われ、Q3が赤旗終了になるという波乱の展開の中、山本尚貴がポールポジションを獲得した。

 2019全日本スーパーフォーミュラ選手権第3戦SUGOの公式予選が行われた。Q3は終盤のクラッシュにより多くのマシンがアタックラップを完了できないまま終了となり、山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)がポールポジションを獲得した。

 今回の予選は通常とは異なるフォーマットの下で行われた。全20台が参加する予選Q1は、コース全長が短いがゆえに発生するトラフィックを緩和するために、10台ずつふたつのグループに分かれ、それぞれ10分間のセッションによって行われることとなった。各組上位6台ずつがQ2に進出し、それ以降は通常通りのフォーマットとなる。

 なお、2台体制のチームは各組で1台ずつ出走するルールとなっており、事前の抽選で以下のようなグループ分けが決定した。

【グループA】
福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
山下 健太(KONDO RACING)
アーテム・マルケロフ(UOMO SUNOCO TEAM LEMANS)
野尻智紀(TEAM MUGEN)
塚越広大(REAL RACING)
平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)
ニック・キャシディ(VANTELIN TEAM TOM’S)
坪井翔(JMS P.MU/CERUMO・INGING)
ハリソン・ニューウェイ(B-Max Racing with motopark)
牧野任祐(TCS NAKAJIMA RACING)

【グループB】
山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
国本雄資(KONDO RACING)
大嶋和也(UOMO SUNOCO TEAM LEMANS)
ダニエル・ティクトゥム(TEAM MUGEN)
小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG)
関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)
中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)
石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING)
ルーカス・アウアー(B-Max Racing with motopark)
アレックス・パロウ(TCS NAKAJIMA RACING)

 心配されていた雨は降っておらず、ドライコンディションで予選Q1がスタート。まずはグループAの10台によるセッションが行われた。

 なお、ドライ路面のQ1ではミディアムタイヤのみを使用することが義務付けられているため、各車2〜3周じっくりとウォームアップを行った後、タイム計測に入った。そんな中、まずは牧野が1分05秒710を記録しトップに立ち、そこに野尻、福住が続いた。

 セッション終盤、ニューウェイが5番手タイムを記録し、脱落圏内から脱出。Q2進出ラインギリギリの6番手に落ちていた平川も、終了間際に1分05秒680をマークして一気にトップに立った。一方キャシディ、坪井、山下、マルケロフはタイムが伸ばすことができないままセッションが終了。4名はQ1敗退となった。

 続いてグループBの出走となったが、コース上では雨がぱらついてはまた止む、という状況であり、難しいコンディションの中での走行となった。最初にアタックに入ったのは関口。1分05秒761でトップに立った。しかし、山本がそのトップタイムを大幅に更新。1分05秒014を記録した。

 各車ラストアタックに入っていき、脱落圏内にいた国本が6番手に滑り込んだ。これにより関口が7番手に転落し、Q1敗退が確定した。

 そして一番最後にコントロールラインを通過した小林が、1分05秒442を記録。脱落圏内から3番手にジャンプアップしたため、今度は国本がノックアウトされてしまった。なお中嶋、ティクトゥムもQ1で姿を消すこととなった。

 Q2に進出できなかった車両の決勝グリッドについては、Q1トップタイムが速かったグループBの7番手となった国本に総合予選順位13番が与えられ、グループAのQ1順位7番手となったキャシディに総合予選順位14番が与えられる。以降交互に総合予選順位が決定され、B組が奇数グリッド、A組が偶数グリッドにつく形となる。

 Q1を突破した12台によるQ2がスタート。7分間という短いセッションのため、計時1〜2周でタイムをまとめる必要がある。そんな中、山本が1分03秒953という驚異的なタイムをマーク。野尻が昨年に記録した1分04秒694というコースレコードを大幅に更新した。牧野が1分04秒308、福住が1分04秒337を記録して2番手、3番手につけたが、山本に肉薄するには至らなかった。

 Q1では渾身のラストアタックでQ2進出を決めた小林は、ここでも土壇場で8番手に滑り込み、Q3へ駒を進めた。平川も従来のコースレコードを上回るタイムを記録しながらも、小林にわずか0.018秒及ばず、ここで敗退となった。平川以下、石浦、ニューウェイ、大嶋の4名がQ3進出を逃した。

 Q3開始時にはまたも小雨が路面を濡らし始めたが、全車ドライタイヤでコースインした。

 各車計時3周目に入り、本格的なアタックに入ろうとしていた時、SPアウトコーナーでパロウ、牧野が立て続けにコースアウト。TCS NAKAJIMA RACINGの2台がグラベルに吸い込まれてしまい、赤旗が掲示された。セッションは約1分半を残していたが、この赤旗をもってセッション終了となることがアナウンスされ、唯一アタックラップを完了していた山本がポールポジションとなった。

 2番手以下はパロウ、野尻、アウアー、塚越、小林、福住、牧野の順となったが、彼らのラップタイムは1分08秒台〜1分15秒台の範囲。十分なアタックラップができなかったことが推測され、不完全燃焼のセッションとなった。

 なお、予選終了後、TCS NAKAJIMA RACINGのふたりには赤旗の原因を作ったとして予選Q3タイム抹消のペナルティが科せられた。なお、順位は牧野が7番手、パロウが8番手という扱いになった。

→【リザルト】スーパーフォーミュラ第3戦SUGO公式予選結果

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この記事について

シリーズ スーパーフォーミュラ
イベント 第3戦:SUGO
サブイベント 予選
執筆者 戎井健一郎