今季初PPの平川亮、好調の“意外な要因"を披露「3回厄除けしてきました」
スーパーフォーミュラ第6戦でポールポジションを獲得した平川亮は、“厄除け”をしたことで調子が上向いたと語った。

2019全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦岡山でポールポジションを獲得した平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)は、公式記者会見の場で好調の意外な要因を明らかにした。
金曜専有走行を2番手、土曜フリー走行を8番手で終えていた平川は、Q1のB組を3番手で通過すると、Q2ではトップタイムを記録。そしてQ3でも山下健太(KONDO RACING)を0.080秒差で逆転して今季初ポールポジションを手にした。
「昨日(金曜専有走行)の段階から自信がありました。ソフトタイヤを履いて2番手でしたが、周りのタイヤの状況を聞く限り悪くないなと思っていました」と平川は語った。
「ただ、ミディアムタイヤの感触はあまり良くなかったので、(ミディアムタイヤで走行する)Q1さえ突破できればポールポジション争いができるかな、という感じでした」
「Q1はタイムが接近していたので、(Q2進出は)ラッキーな部分もあったと思います。その後、Q2からQ3にかけてタイムを上げられたのが良かったです」
平川は今季、前半戦はノーポイントのレースが続いていたが、第5戦もてぎでスーパーフォーミュラ初優勝を達成。岡山でも前戦の勢いそのままに速さを見せている。その要因は何なのかを尋ねられると、彼はおもむろに口を開いた。
「今年が後厄で……」
「これまでは厄除けをしてきませんでしたが、今年は前厄、本厄も含めて3回分厄除けをしました。それで結果が出たので、自分のレースに対する何かがあまり良くなかったのかなと思います」
なお、今大会から決勝レースにおけるピットウインドウが設けられ、10周目以前もしくは最終ラップにタイヤ交換を行っても“2スペック使用義務”を消化したとはみなされない。ただ平川は「戦略は絞られている」としながらも、決勝への展望を語った。
「(戦略は)ミディアムで最初の10周を走るか、それとも最後の数周を走るか、のどちらかだと考えています。多くのチームは最初にミディアムを履いて、アンダーカットを狙ってくると予想しています」
「僕はおそらくソフトでしかスタートできないと思うので、まずはセーフティカーが入らないことを祈ることですね。あとはソフトで大きなミスをせずにしっかりと走りきれば、問題なく勝てると思っています」
この記事について
シリーズ | スーパーフォーミュラ |
イベント | 第6戦:岡山 |
サブイベント | Qualifying |
ドライバー | 平川 亮 |
チーム | Impul |
執筆者 | 戎井健一郎 |