スーパーフォーミュラ

2位表彰台の小林可夢偉、優勝には届かずも「今日の展開としてはこれが最高位」

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2位表彰台の小林可夢偉、優勝には届かずも「今日の展開としてはこれが最高位」
執筆:
2019/06/23 11:29

スーパーフォーミュラ第3戦SUGOで2位表彰台を獲得した小林可夢偉は、今回のレース展開の中で最大限の結果を出すことができたと考えている。

 carrozzeria Team KCMGの小林可夢偉は、スーパーフォーミュラ第3戦SUGOで2位表彰台を獲得した。国内トップフォーミュラ初優勝には惜しくも届かなかったが、今回のレース展開ではこれが最大限の結果だったという。

 表彰式後の公式記者会見の中で小林は、どこか冗談めかした雰囲気で、“自虐”も交えながらレースを振り返った。

「そうですね……まあ、今日の展開的には2位が最高位だと思うので、パフォーマンスに関しては出来る限りのことができたかなと思います」

「セーフティカーがもうちょっと早く出てくれたら僕たちにとっても良かったですけど、僕がトップを走ると大体ろくなことなくて、後ろにいると助けてくれないという。先週の(ル・マン24時間での)2位に続き、(レース展開が)僕を助けてくれることはないんだなって、改めて2週連続で感じました」

 5番手スタートの小林はミディアムタイヤを履いていたため、1周目でピットイン。ソフトタイヤで67周を走りきる作戦に出た。しかし、残りのレースディスタンスを考慮して給油を行った結果、同じタイミングでピットインした14番手スタートのニック・キャシディ(VANTELIN TEAM TOM’S)が小林の前に立つという苦しい展開となった。

 その後、長きにわたってキャシディを抜きあぐねていたが、51周目でついにパスすることに成功した。小林はこのオーバーテイクがなければ、表彰台フィニッシュはなかったと考えている。

「ここまで戻ってこれたのは良かったです。あのままニックを抜けなかったら埋もれてたんで。そういう意味でなんとかギリギリ助かったかなと思います」

「セーフティカーが出なかった時のシチュエーションを考えて、(タイヤ交換と併せて)給油をしました。それがあのポジションでできる最大限のチャレンジでした」

「逆にニックみたいにQ1で落ちてると、もう賭けるしかないから、あの戦略(無給油)になるんですよ。そこはああいうレース展開の中で後ろにいる時の強みだし、逆に(自分のように)中途半端なところにいると、守りにもいかないといけないし、前にもいかないといけないので、そこは弱さでもあります」

 小林は残り3周にルーカス・アウアー(B-Max Racing with motopark)をかわして2番手となったが、当初は彼の前に出ることを諦めていたという。

「オーバーテイク(システム)がもうなかったので、正直諦めてました。彼はそれが残っていて、僕が抜こうと思ったら時に(オーバーテイクボタンを)押されたら無理なんで」

「でも(セーフティカー明けに)リスタートしたら『おっ、意外にいけるかも』と思いました。そしてラッキーなことに周回遅れの人が(アウアーの)邪魔をしてくれて、いただいたって感じです」

「今週は僕たちトヨタにとって厳しそうなレースだったんですけど、チームがすごく頑張って良いクルマを作ってくれて、なんとか2位にこれたことは良かったと思うし、今後に向けてこの調子を維持していきたいと思います」

4コーナーでアウトからオーバーテイクした小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG)

4コーナーでアウトからオーバーテイクした小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG)

Photo by: Masahide Kamio

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この記事について

シリーズ スーパーフォーミュラ
イベント 第3戦:SUGO
ドライバー 小林 可夢偉
チーム KCMG
執筆者 戎井健一郎