【SF】マーデンボロー「F1を目指すのではなくSFでキャリアを積む」
スーパーフォーミュラにデビューすることが決まったマーデンボローは、SFを足がかりにF1を目指すのではなく、長く留まるつもりだと語った。
Jann Mardenborough, Nissan Motorsport
Nissan Motorsports
日産GTアカデミーのドライバーであり、昨年は全日本F3とスーパーGTのGT300クラスに参戦していたヤン・マーデンボローは、今季スーパーフォーミュラのITOCHU ENEX TEAM IMPULに加入。関口雄飛のチームメイトとして日本国内のトップフォーミュラを戦うことを決めた。
スーパーフォーミュラは、世界中からの注目度が高まっている。一昨年のGP2王者であるストフェル・バンドーンが昨年参戦し、今季F1に旅立っていったのを皮切りに、今年は昨年のGP2チャンピオンであるピエール・ガスリーがホンダ勢のマシンに乗ることが確定。F1への道筋として確立され始めた感がある。
しかしマーデンボローは、F1を目指すのではなく、スーパーフォーミュラでキャリアを積み重ねていきたいと考えているようだ。
motorsport.comのインタビューに対し、彼は「僕は自身のキャリアを積み重ねることに集中している」と語った。
「もし”F1へ”なんてことが起きれば、それは素晴らしいことだ。しかし、(ヨーロッパでは)F1へのはしごは壊れてしまっている。それはもう何年も、何年も壊れたままになっているんだ」
「キャリアの面で言えば、スーパーフォーミュラで自身の名を上げることができる。キャリアを積み重ねることができるんだ。なぜなら、日本でははしごが機能しているからね。DTMでもそれは機能しているけど、シングルシーターでは下位カテゴリーで成功していても、そこが目的地になってしまう」
「日本では、まずGT300があり、そしてその後GT500がある。また、F3の後にはスーパーフォーミュラがある。スーパーフォーミュラでは通常、そこに乗るドライバーはエンジンメーカーが支援する。それは全てのドライバーが望むものだし、エンジンメーカーとの間でそれは調整される」
「F1へのルートというわけではないが、成長していくためには素晴らしいキャリアだと思う」
マーデンボローは数年前に初めてスーパーフォーミュラのマシンをテストした。それ以降、スーパーフォーミュラに参戦することが、マーデンボローにとって大きな目標だったという。
「僕が戦ってきた全日本F3の週末、そのほとんどのメインイベントはスーパーフォーミュラだった。僕はグリッドを歩いてクルマを見た。ウイングもタイヤも巨大で、少しF1のように見えるんだ」
そう彼は語った。
「彼らが鈴鹿のセクター1を通過する時のスピードは、精神的な戦いだと言えるだろう」
「(スーパーフォーミュラの)マシンに乗るドライバーと話をすると、楽しいと言うんだ。タイヤが路面にしがみつくから、すべての周でプッシュできる。そしてピットストップがあるからエキサイティングだし、選手権はとてもよく機能している」
マーデンボローは昨年、スーパーGTのGT300クラスでB-MAX NDDP GT-Rに乗り、星野一樹とコンビを組んだ。その一樹の父親である星野一義が監督を務めるITOCHU ENEX TEAM IMPULに、今季マーデンボローは加入したわけだ。
「すごく良い環境だ」
そうマーデンボローは語る。
「カズキのお父さん(星野一義氏)は、モータースポーツに対してとても情熱的なんだ」
「彼がボスになるなんて、とっても良い感じだ。彼が求めるのは、プッシュすることだから。100%でプッシュしている限り、彼は満足してくれるだろう」
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