「正直、心が折れかけていた……」坪井翔、予選クラッシュから見事に挽回し涙の初V

2020スーパーフォーミュラ第2戦岡山。予選Q3でのクラッシュから見事に挽回した坪井翔が参戦2年目で歓喜の初勝利を飾った。

坪井翔 Sho Tsuboi(JMS P.MU/CERUMO・INGING)

写真:: Masahide Kamio

 岡山国際サーキットで行なわれた2020全日本スーパーフォーミュラ選手権の第2戦。予選8番グリッドから見事な逆転勝利をつかんだ坪井翔(JMS P.MU/CERUMO・INGING)がレースを振り返った。

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 8番グリッドからスタートした坪井は1コーナーでの多重クラッシュをうまく交わし2番手に浮上すると、レース前半の11周目に義務となっているタイヤ交換を済ませた。第2スティントでは2度のオーバーテイクを決めてトップに立ち、参戦2年目で念願の初優勝を飾った。

「8番手スタートから1コーナーでは運が良くてアクシデントに巻き込まれず2番手になれました。今日のハイライトはあそこかなと思います。ピットストップもうまくいって、平川選手を抜いて、(レース後半には)石浦選手も抜きました。フルプッシュだったので相当厳しかったんですけど、なんとか守り抜くことができて本当に良かったなと思います」

 そうレースを振り返った坪井。午前中に行なわれた公式予選ではQ1・Q2ともに速さを見せたが、最終のQ3でクラッシュを喫してしまった。午後の決勝を前に本人もひどく落ち込んだそうだが、しっかりと気持ちを立て直して決勝に臨んだという。

「Q3もちゃんとアタックができていれば上位からスタートできたのかなという手応えがありました。それだけに(クラッシュしたことは)悔しかったですし……心はけっこうボロボロでした。調子が良いことを信じて、決勝で何かを持ち帰ることができれば、次戦に向けて何か繋がるという思いで、今回のレースを焦らずに完走して、マシンのパフォーマンスを感じ取ることが大切だと思ってレースを始めました」

「そうしたら、スタート直後にあのような形でうまくいったので、これは勝てるチャンスがあるぞと思って、そのチャンスをしっかり掴み取れたのは良かったのかなと思います」

 レース後半の石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING)とのバトルでは先にオーバーテイクシステムを使い切ってしまい、常に逃げ続けるレースだったという坪井。「なんとか守りきることができて良かったですけど、ずっとプッシュしなければいけなかったので、結構疲れるレースでした」と本音を漏らす場面もあったが、初優勝のチェッカーを受けた時はコックピットの中で涙が止まらなかったという。

「チェッカーを受けたころには号泣していました。その状態で(ウイニングランの間は)無線で話していたんですけど、1周まわってきてきて、ようやく(涙が)収まってくれた」

「開幕戦のもてぎでは決勝で1周も走れずに終わってしまい、今回も予選Q3で調子がよかったのに自分のミスでクラッシュしてしまって、かなりチームの皆さんには迷惑をかけてしまいました。自分自身の心も折れかけていましたが、今日はなんとかいいレースをしたいという思いで臨みましたが、まさか8番手から優勝できるとは思っていませんでした。本当に最高です」

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