SUGOで今季2勝目を挙げた関口雄飛「最終戦でも優勝目指して頑張る」
第6戦SUGOで今季2勝目をマークした関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)は、最終戦鈴鹿に向けて意気込みを語った。

スポーツランドSUGOで行われた2017年のスーパーフォーミュラ第6戦。今季2勝目を挙げた関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM INPUL)だが、朝から様々なハプニングを乗り越えての勝利となった。
2番手からスタートした関口はトップで1コーナーに進入。そこから2番手以下を大きく引き離し、昨年を思い出すようなレース展開となった。
「(ピエール)ガスリー選手が横に並んできましたが、スタートでトップに立つことができました。セッティングも非常に決まっていて、ここ数戦は決勝が良かったことがなかったですけど、今回は完璧でした。チームに勝たせてもらいましたね」とレースを振り返っていた。
そんな関口だが、朝のフリー走行では3コーナーで飛び出しタイヤバリアにクラッシュ。フロントノーズと左フロントサスペンションなどにダメージを受けた。決勝までにチームも懸命に修復作業を行うも、完璧な状態ではなかったということで、グリッド上で再度アームを交換するなど、スタート直前までバタバタしていた。
この状況について関口は、「朝のフリー走行でクラッシュして、まだ修復できていない部分があったので、グリッド上で直してもらって、結構ドタバタの状態だったんですけど、チームは100%の状態に戻してくれました」とコメント。チームに感謝していた。
一時は7秒以上のマージンを築いていた関口だが、ピットストップの際に燃料がこぼれてしまうハプニングが発生。チームがすぐに消火器をかけたため、出火にはつながらなかったが、これにより後半は思わぬペースコントロールを余儀なくされてしまったという。
「燃料が心配でペースを落としました。給油の時に燃料がこぼれてしまったらしくて、どれくらい予定より入らなかったのか分からない状態だったので、ちょっと多めにマージンをとる必要がありました。できるだけ燃料を使わないようにとチームから言われていました。もう抜かれないだろうというのはわかっていたので、うまく燃費走行していました」
この優勝で、関口はランキング首位の石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)とは8.5ポイント差。最終戦は2レース制に加えボーナスポイントもつくため、自力での逆転チャンピオンの可能性を残した。
昨年は、ランキングトップで最終戦に臨んだものの、上位に食い込むことができず悔しい結果になってしまった関口。今年はそのリベンジをしたいと語った。
「昨年経験したんですが、最終戦は1位にボーナスポイントが3点、2レース勝てば合計6点つきます。それを考えると、1つは優勝しないと権利はないと思っているので、昨年のリベンジということで、しっかり準備して優勝できるように頑張ります」
取材・執筆/吉田知弘
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この記事について
シリーズ | スーパーフォーミュラ |
イベント | 第6戦SUGO |
ロケーション | スポーツランドSUGO |