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坪井「まさか1分19秒台とは……この予選結果は驚き」野尻のレコードに迫る2番手

スーパーフォーミュラ第7戦富士の予選で2番手となった坪井翔は、ポールポジションの野尻智紀に迫るタイムを記録できたことは驚きの結果だと語った。

坪井翔 Sho Tsuboi(JMS P.MU/CERUMO・INGING)

坪井翔 Sho Tsuboi(JMS P.MU/CERUMO・INGING)

吉田知弘

 2020年のスーパーフォーミュラ最終戦として行なわれている第7戦富士。その予選でポールポジションを獲得したのは、TEAM MUGENの野尻智紀だった。

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 野尻のタイムは、1分19秒972というそれまでのレコードタイム(1分22秒572/2014年アンドレ・ロッテラー)を大幅に更新する驚異的なモノだった。

 この野尻のタイムに迫ったのが、JMS P.MU/CERUMO・INGINGの坪井翔だ。坪井も1分19秒989を記録して2番手。1分20秒を切ったのは、このふたりだけだった。

「昨日(土曜日)から、トップを獲れるとか、そういう次元じゃありませんでした。ですから、予選のこの結果には驚いています」

 坪井は予選後の記者会見でそう語った。

「Q2のタイムから考えても、まさか1分19秒台に入れるとは思いませんでした。でも、アタック自体はミスがありませんでした。土曜日のフリー走行から予選に向けて、アジャストしなかったのが良かったと感じています」

 この予選では、ホンダ(M-TEC)エンジン勢が速さを見せた。予選Q3に進出した8台のうち、実に6台がホンダ勢。Q3に進んだ2台のトヨタ(TRD)勢のうちもう1台である平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が8番手に終わったところをみると、坪井のこの結果は特筆すべきだろう。

「周りはホンダ勢に囲まれていますけど……その中に食い込めて、しっかりとアタックできたのは良かったと思います」

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