超速PPの野尻智紀、タイトルへ貴重な3点獲得「自分の力をうまく出しきれそう」
スーパーフォーミュラの今季最終戦となる第7戦富士でポールポジションを獲得した野尻智紀は、チャンピオンの意味をいまいち理解できていないと語り、その分決勝でも普段と同じ戦いができるはずだと語った。
写真:: 吉田知弘
2020年のスーパーフォーミュラ最終決戦となる第7戦の予選が富士スピードウェイで行なわれ、TEAM MUGENの野尻智紀がポールポジションを獲得した。野尻がポールポジションを獲るのは、第4戦オートポリス戦以来今季2回目ということになる。
野尻が所属するTEAM MUGENは、土曜日午前の専有走行から速さを発揮。チームメイトの笹原右京がトップタイムを記録すると、午後のフリー走行では野尻&笹原で1-2体制を築いた。そしてその速さを予選にも繋げ、ポールポジションを獲得することになったわけだ。しかもそのタイムは1分19秒972という、コースレコードを更新する驚異的なモノだった。
ただ予選の走り始めには、野尻は違和感を感じていたようだ。
「今週は昨日(土曜日)から調子が非常に良かったんですが、今朝予選を走り出したらコンディションが変わったところもあったのか、調子を崩したところがありました」
野尻は予選後の記者会見でそう語った。
「でもなんとかQ2はギリギリのタイムで通過することができて、そこからうまくアジャストすることもでき……あとはクルマを信じて攻めるだけでした。そして思い切って攻めたことにクルマも応えてくれました。チームの皆さんも、セッション中までたくさん仕事があった中、ノーミスで仕事をしてくれました。チームの力を全て出しきれた予選だったと思います」
野尻はポールポジションを獲得したことで、タイトルを争う上で貴重なドライバーズポイント3点を手にした。しかしチャンピオンを争う実感が持てていないと野尻は言う。
「そういう(チャンピオンを争う)状況に置かれていますけど、いまいちチャンピオンって何なのか……自分の中で理解できていないんですよね。意識したくてもあまりできていない感じがあるので……いつものレースのような感覚です。なので、自分の力をうまく出しきれそうだなと思います」
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