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【スーパーフォーミュラ】大湯都史樹、最後尾スタートから望外の7位入賞「でも、今日の野尻さんは速すぎた」

TCS NAKAJIMA RACINGの大湯都史樹は、最後尾グリッドからスタートしたスーパーフォーミュラ第3戦を7位でフィニッシュ。しかし、野尻のペースが速すぎたため、レースが赤旗終了となったことについて安堵している。

Toshiki Oyu, TCS NAKAJIMA RACING

Toshiki Oyu, TCS NAKAJIMA RACING

Masahide Kamio

 TCS NAKAJIMA RACINGの大湯都史樹は、オートポリスで行なわれた2021年のスーパーフォーミュラ第3戦を7位でフィニッシュした。

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 オートポリスは今週末、悪天候に見舞われた。予選も大雨により、通常のノックアウト予選ではなく、40分間の計時予選に。しかしこのセッションも、数々のマシンがクラッシュするなどし、合計4回の赤旗中断が宣言される事態となった。

 大湯も赤旗の原因となったひとり。しかも最後の赤旗の原因となってしまったことで、それまでに記録していたタイムが抹消されただけでなく、最後尾グリッドからのスタートとなってしまった。

 そして迎えた決勝レースも雨。しかも濃い霧にも見舞われたため、スタート時刻が遅れることになった。そしてレースは無事スタートしたものの、突然降り出した豪雨により赤旗中断……その後濃霧により再開が叶わず、11周の時点での順位が最終結果ということになった。

 その決勝レースでは、スタート直後の1コーナーで多重クラッシュが発生。3台がここでリタイアを喫し、アウト側を走っていたドライバーたちは、軒並み進路を塞がれることとなった。

 大湯はイン側のラインを取っていたこともあり、この混乱に乗じて大幅にポジションアップ。上位進出の足掛かりとなった。

「スタートで相当順位を上げましたね」

 大湯はレース後にそう語った。

「クラッシュしているのが見えました。僕も一瞬、アウト側に行こうかなと迷ったんですが、どちらかと言うとイン側の方がスペースがありそうだと判断しました。それが良かったと思います」

「その後の立ち上がりの混乱もうまく抜けることができて、9〜10ポジションくらい上げられたと思います」

 大湯は開幕戦で2位に入るなど、タイトル争いに名乗りを上げている。そういう意味でも、最後尾グリッドから入賞圏内までたどり着けたのは、ハーフポイント(レースの予定距離の75%に満たなかったため、今回の獲得ポイントは通常の半分になっている)とはいえ大きいだろう。

 ただ大湯曰く、現在ランキング首位を独走している野尻智紀(TEAM MUGEN)が素晴らしいペースで走っていたため、レースが赤旗中断から再開されなかったことに安堵していると語った。

「野尻さんだけが、レースペースが速かったです。僕もポジションを上げていたはずなんですが、それを凌駕するような速さでした。走りから、余裕を感じました」

 野尻について、大湯はそう語る。

「オーバーテイクする時も、どんなラインも通れるという感じに見えました。それだけ、ペースの差があったのだと思います。レースが再開されたら、かなりの差がついていたんではないでしょうか。それだけ、野尻さんは速かった……」

「レースを再開してほしかったという気持ちもありつつも、野尻さんのあのペースなら、トップまでたどり着いていたかもしれません。僕には、そこまでのペースはなかった……そういう意味では、(レースが11周で終了となったことは)良かったといえば良かったかもしれません」

 タイトル争いに本当の意味で加わっていくためには、TEAM MUGENと野尻の速さの意味を理解し、そこに追いついていくべくセッティングを探さねばならないと大湯は考えている。

「今年のTEAM MUGENは強すぎます。それしか言えないです。でもなんとか追いつかなきゃいけないし、改善していかなきゃいけない。ドライでは、予選はなんとかなっていますけど、決勝ではまるでダメです。だから、なんとかうまくやっていきたいと思います。今回は雨でしたが、そういうことを感じました」

「雨のコンディションについて色々と考え、(それに合わせて)セットアップも持ち込んできた。決勝の方が良いはずというセットアップだったんです。でも、あの野尻さんの速さは……何か別のところに秘訣があるのかもしれません。それを探して、見つけていきたいと思います」

 

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