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【スーパーフォーミュラ】関口雄飛「野尻選手は速すぎた」と認めるも、最後の瞬間まで諦めず

carenex TEAM IMPULの関口雄飛は、スーパーフォーミュラ第5戦もてぎを2位でフィニッシュ。ウォームアップでは好ペースで走ることができたために逆転優勝も期待していたというが、優勝した野尻智紀が速すぎたと語った。

Yuhi Sekiguchi, carenex TEAM IMPUL

写真:: Masahide Kamio

 ツインリンクもてぎで行なわれたスーパーフォーミュラの第5戦。carenex TEAM IMPULの関口雄飛は、2番グリッドからスタートし、2位でチェッカーを受けた。

 関口は決勝前に行なわれたフリー走行とウォームアップ走行を好ペースで走れたため、野尻智紀(TEAM MUGEN)を打ち負かすことができると期待していたという。

「1周目に(オーバーテイクするのを)狙っていました。でもそれがうまくいかず……その後はコース上でのオーバーテイクが難しいのは分かっていましたが、予想通りの結果になってしまいました」

 関口は決勝レース終了後に行なわれた記者会見でそう語った。

「でもウォームアップの8分間では非常に良いタイムを出すことができました。その時は満タンで中古タイヤを履いていたので、スタートで前に出られなくても、アンダーカットやオーバーカットで(野尻を)抜けると思っていたんです。でも、走ってみたら野尻選手が速すぎて、無理でしたね」

「10周目にピットストップしたのは、そこでアンダーカットしたかったんです」

「今回は、出し切った結果なので満足しています。次ももてぎでレースがあるので、野尻選手に追いつけるように、しっかり準備して優勝を目指して頑張ります」

 最終ラップでは、ほぼ1周にわたってオーバーテイクシステム(OTS)を起動して、野尻との差を詰めた関口。当時の心境については、次のように語った。

「長くレースをやっていると、最終ラップに入った時にあの差がついていれば、抜けないというのは分かっていました」

 そう関口は言う。

「でも何があるか分からないので……最後まで全力を尽くすという意味で、OTSを使い切りました」

 

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