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野尻智紀がもてぎでポール・トゥ・ウイン。タイトル争いへのカムバック果たす「最終戦、役者が多い方が面白いですよ!」

TEAM MUGENの野尻智紀が、モビリティリゾートもてぎで行なわれたスーパーフォーミュラの第7戦でポール・トゥ・ウイン。タイトル争いへの返り咲きを果たしてみせた。

野尻智紀, TEAM MUGEN

 モビリティリゾートもてぎで行なわれたスーパーフォーミュラの第7戦でポール・トゥ・ウインを達成し、一躍チャンピオン争いに返り咲いた感のある野尻智紀(TEAM MUGEN)は、1周目のリアム・ローソンとの位置どりについて、自分としては引くつもりはなかったと語った。

 野尻は予選で好アタックを披露し、ポールポジションを獲得。これが、今季3回目のポールポジションである。

 しかし決勝では、3番グリッドからスタートしたチームメイトのローソンが抜群の蹴り出しを見せて、2コーナーでアウト側からオーバーテイクを仕掛けてきた。しかし野尻は一歩も引かず。ローソンは外側の縁石に逃れるような格好となり、コントロールを失ってスピン。これが大クラッシュの引き金となってしまった。

「僕はギリギリすぎるくらいのところで止められたかなという感触があります。リアムからすれば、もう少しスペースを残してもいいんじゃないか……そう思うところがあったかもしれませんが、僕はギリギリのファイトをレースではするつもりです」

 野尻はそう語る。

「引かなかったというのは、次の鈴鹿にも活かせると思います」

 レース終了後、野尻はローソンと話し合ったといい、しっかり和解できているはずだと語った。

「レースが終わった後、リアムとはしっかりと話をして、和解はしたと思っています。次も良い闘いをしようということになりました。彼との関係については、これ以上は何もないと思います」

「今日のレースでは、厳しく行ったところもあったかもしれないです。でも、そんなに甘くないぞとは思っていたし、今日は余分なスペースは残さない……ギリギリのところを走るよと思っていました」

「それがああいうことになっちゃうのは残念でした。自分に何かできたことはあったのかなという振り返りは当然しますが、次に向けてもしっかりと気持ちを持って戦いたいと思います」

 富士での開幕戦こそローソンと共に速さを見せた野尻。しかしその後は厳しい闘いを強いられていた。

 しかし今回はレースを通じて良好なペースを維持し、トップチェッカーを受けた。

「良いペースで走ることができました。後続を引き離すこともできましたし、ここ最近苦労していた部分も、チームの頑張りに応えることができたと思います。非常に良い1日になりました」

 苦戦が続いていた野尻は、タイトル争いから脱落したようにも見えた。しかし今回もてぎ戦を完全制覇したことで、一気にタイトル争いは三つ巴の情勢となった。

「ジャーナリストさんからすると、(宮田莉朋/VANTELIN TEAM TOM’Sとローソンの)一騎打ちになったと考えていたと思います。それを見て、僕は『見てろよ!』という気持ちがありました」

 そう野尻は語る。

「役者が多い方が、最終戦は面白くなると思います。そういう状況に持ち込めたのは嬉しさもありますし、三連覇を狙って戦いたいと思います」

「(最終戦は)今回とはまた違ったコンディションの鈴鹿になると思いますし、何ができるか、何をしなきゃいけないかと言う判断は、すごく難しいと思います。レースペースにも改善の兆しがあると思うので、そういう今週の出来事を精査するところから始めて、次にどこに向かっていくか、そのあたりを話し合いながら、いつも通り詰めの作業を怠らず、最終戦を迎えたいと思います」

 

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