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TEAM 無限、ガスリー不在でも”レッドブルカラー”継続を目指す!?

今季久々の2台体制、そしてそのうちの1台をレッドブルカラーにしてスーパーフォーミュラを戦ったTEAM 無限の手塚監督に話を訊いた。

ピエール・ガスリー(Pierre Gasly / TEAM 無限)

写真:: Jun Goto

 今季、山本尚貴とピエール・ガスリーを擁してスーパーフォーミュラに挑戦したTEAM 無限。合計43.5ポイントを獲得し、タイトルを獲得したP.MU / CERUMO・INGINGに4ポイント差のランキング2位に終わった。

 TEAM 無限が2台体制でスーパーフォーミュラに挑んだのは、2014年以来のこと。チームの手塚長孝監督は、2台体制にした効果はあったと語る。そして起用するドライバーについては未定ではあるものの、来季も2台体制を継続したいと語った。

「来季はガスリー選手はいないですし、山本選手もまだ正式に決まっていません。このオフシーズンに、ホンダさんのドライバーに乗っていただいて、どれだけのパフォーマンスを発揮できるかというところを見て、来年のラインアップを決めていくことになると思います」

「でも、2台体制にした効果は本当にありました。来季も2台体制でいきたいと思っています」

 今季のTEAM 無限でもうひとつ特筆すべきことといえば、2台のうち1台を”レッドブルカラー”にしたことだ。当然これは、レッドブルの育成ドライバーであるガスリーを起用したことが深く関係しているが、ガスリーがF1に参戦するため不在となる来季も、レッドブルとの関係を継続していきたいと手塚監督は語る。そして再びレッドブル育成のドライバーを起用する可能性も示唆する。

「レッドブルさんとの繋がりも、継続できるように努力していきたいと思います」

「レッドブルさんが推薦するドライバーを乗せるというのが、基本的には約束事になってくると思います」

 TEAM 無限はホンダエンジンを使うチームである。そのホンダはF1において、マクラーレンとの契約を今季限りで解消。来季からはトロロッソ、つまりレッドブルの姉妹チームに新たにパワーユニットを供給することになった。

「ホンダさんとトロロッソさんの関係も出てきましたからね。その辺りは我々も、ホンダさんの意向も踏まえて、ラインアップを決めていきたいと思います」

 TEAM 無限はトロロッソとホンダが組むのに先行して、レッドブルカラーのマシンを走らせた。つまりレッドブルとホンダの関係の”取っ掛かり”になったとも言える。そしてトロロッソ・ホンダがうまくいけば、近い将来にはレッドブル本体もホンダのパワーユニットを使うことになるのではないかという噂もある。これが実現すれば、F2/スーパーフォーミュラ→トロロッソ→レッドブルという壮大な道筋が出来上がる、そんな構図も見え隠れする。この場合、TEAM 無限の果たすべき役割は大きくなりそうだ。

「そう思っていただけたら、ありがたいですよね。我々も自チームのことだけではなく、ホンダさんとの繋がりも考慮し、それを底上げしていくという役割もありますから」

 そう手塚監督は語る。

「世界戦略という面でも、ホンダさんとトロロッソ、そしてレッドブルの関係を強化する一員としての役割に自分たちが選ばれるのであれば、それは光栄です。そしてその役目を担うことができるのであれば、レッドブルのジュニアドライバーを、日本のスーパーフォーミュラで鍛え上げる……そういう計画があるのなら、ぜひやらせていただきたいと思います」

「ガスリー選手もそうでしたからね。1年浪人するくらいなら、スーパーフォーミュラでレース勘などを養った方がいいです。レーシングドライバーが1年走れないのは、辛いですから」

「その一方で、レッドブル・ジャパンさんの活動にも貢献したいと思っています。レッドブルを日本のマーケットでもっと拡大していく、そういう役割も我々にはあります。ホンダさんとレッドブルさんとの繋がりだけではなく、本来の”レッドブルのマーケティングとかプロモーション”という意味での役割も、すごく感じています」

 なおTEAM 無限はスーパーGTのGT500クラスにも今季から挑戦。しかも鈴鹿1000kmでは、ジェンソン・バトンを起用した。そしてそのバトンは、来季のスーパーGTにフル参戦することを、Honda Racing Thanks Dayでサプライズ発表した。

 まだ加入するチームは発表されていないものの、様々なチーム名が噂されている。これについて手塚監督に尋ねると、次のような答えが返ってきた。

「我々のチームに来るかどうかは、想像にお任せします」

 そう手塚監督は語る。

「でも、バトンが参戦するのは、非常に良いことだと思います。レースは盛り上がりますし。しかも、今年彼は鈴鹿1000kmだけの参戦でしたけど、本当に速かった。学ぶべきモノもありました。日本人ドライバーもチームも、バトンをはじめとした新しいドライバーから吸収できるモノが確実にあるはずです。ぜひ活躍してほしいと思います」

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