スーパーフォーミュラ

なぜQ3は再開されなかったのか? JRPがレースディレクターの声明を発表

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なぜQ3は再開されなかったのか? JRPがレースディレクターの声明を発表
執筆:
2019/06/22 11:58

2019スーパーフォーミュラ第3戦SUGO。予選Q3が赤旗中断のまま再開されずに終了したことについて、JRPがレースディレクターの声明を発表した。

 スポーツランドSUGOで行われた2019全日本スーパーフォーミュラ選手権の第3戦。その公式予選Q3の競技運営について、日本レースプロモーション(JRP)が大会の競技運営に派遣しているレースディレクターの声明を発表した。

 事の発端は予選Q3のSPアウトで起きた。まずアレックス・パロウ(TCS NAKAJIMA RACING)がクラッシュしスポンジバリヤを撒き散らした。そこにチームメイトの牧野任祐もコースオフを喫しクラッシュ。これによりセッションは残り1分30秒を切ったところで赤旗中断となった。

 レギュレーション上では、競技会審査委員会の判断で予選時間の延長または短縮を決定することができることになっており、過去にも最低限のタイムアタック時間を確保するために必要なところまで残り時間を戻すことがあった。

 今回も、その判断が下るのではないかと思われたが『この赤旗をもってQ3終了』が宣言され、唯一タイムアタックができていた山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)がポールポジションを獲得した。

 しかし、山本以外のドライバーはまだウォームアップラップの最中でタイム計測は行なっていたものの、ちゃんとした“タイムアタック”は行っていない状況だった。それだけに予選後は後味の悪い雰囲気がパドックに漂った。

 この件について、日本レースプロモーション(JRP)派遣のレースディレクターを務める宮沢紀夫氏は、予選Q3での競技運営および赤旗中断からセッションを再開しなかった理由について、このような声明を発表した。

 なお、JRP派遣のレースディレクターは競技運営に関する最終決定権を持っておらず、このシリーズの競技運営における判定基準の平準化を図るために競技長に対してアドバイスや提案を行う立場にある人物だ。

「予選Q3中、SPコーナーで2台連続してのクラッシュが発生し、停止した2台の車両撤去作業、ならびにタイヤバリヤ等のコース安全設備の補修に時間を要するという状況に加え、再開後の天候の悪化も懸念されたため、競技運営の安全性を考慮し、大会競技長と協議の上、審査委員会の承認を得て、予選Q3を再開せず終了する事としました」

 実際にクラッシュ直後のSPアウトコーナーはスポンジバリヤが散乱。2台のマシンを回収しなければならない状況だった。そのためコースを安全な状態に戻すのに、ある程度の時間がかかることが見込まれた他、当時の雨雲レーダーによるとサーキット近くにまとまった雨雲があり、天候悪化の心配も実際にあった。

 さらにスーパーフォーミュラの公式予選後には全日本F3選手権の第9戦決勝、TCRJのサタデーレース決勝も控えているなど、様々な状況を鑑みた結果、今回の止むを得ない判断に至ったようだ。

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この記事について

シリーズ スーパーフォーミュラ
イベント 第3戦:SUGO
執筆者 Tomohiro Yoshita