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“今までにない手応え”を掴んだチームルマン、SUGOで飛躍なるか?

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“今までにない手応え”を掴んだチームルマン、SUGOで飛躍なるか?
執筆:
2019/06/20 10:20

UOMO SUNOCO TEAM LEMANSの片岡龍也監督は、第2戦オートポリスで今後につながる大きな手応えが得られたと語った。

 今週末、スポーツランドSUGOで2019全日本スーパーフォーミュラ選手権の第3戦が開催されるが、そこで上位を脅かす存在になりそうなのがUOMO SUNOCO TEAM LEMANSである。

 前回の第2戦オートポリスで大嶋和也が3位表彰台を獲得。チームとしては約1年半ぶりの表彰台となった。後方スタートから1周目にピットインし、早めにソフトタイヤを装着するという戦略が見事的中しての結果だった。

「もちろん、オートポリスでの結果が良かったというのはもちろんなんですが、それだけではなく今後に希望を持てる内容でした」

 そう語ったのはチームの指揮をとる片岡龍也監督。結果以上に今後につながる大きな手応えがあった週末だったという。

「オートポリス大会ではウエットも決して悪くはなかったですが、ドライでの手応えが非常に良かったです」

「(決勝レースに関しては)チームとしてもソフトタイヤが得意だし、あの予選ポジション(11番手)を考えると1周目で裏をかくしかないかなという感じでした。でも、そこにラッキーな形でセーフティカーが入って、ポジションをグッと上げることできたのが良かったです」

「ただ、そのあとのペースは金曜日に感じた手応え通りの内容となりました。金曜日に感じた好感触を確認するには良いレースでした」

 1周目のピットストップの際に大嶋の8号車は給油を行わずタイヤ交換のみ敢行した。直後のセーフティカー導入で燃料消費の部分では多少稼ぐことができたとはいえ、レース後半は燃費を意識する走りをする必要があったという。それでも大嶋のペースは予想以上に良く、片岡監督は驚いたという。

「実は残り20周を切ってから大嶋選手にはとにかく燃費を守るようにと伝えていました。ずっと『ペースを落とせ!』と言い続けていて本人もそれを守っていたつもりだったんですが、それでもラップタイムが落ちることがなかったんです。コンディションの影響もあると思いますが、それくらいクルマが良かったということなのかもしれません」

「だから今までにない手応えを感じています。僕が監督に就任してから表彰台には何度か上がっていますけど、それらとは明らかに違うチーム力というか、スピードを感じられたオートポリス戦だったと思います」

 もちろん、この手応えは大嶋自身も金曜日での走り出しから感じていたとのことで、「今までにないグリップ感を感じました。僕がチームルマンに復帰してから一番の手応えです」と笑顔で語っていた。

 UOMO SUNOCO TEAM LEMANSには、今年から阿部和也エンジニアが加入した。彼は昨シーズン山本尚貴をシリーズチャンピオンに導いたエンジニアであるが、今年は大嶋と組んで早くも良い方向に流れ始めているようだ。

 片岡監督は、オートポリス以外のコースで同じようなパフォーマンスを発揮できるか注目したいと語った。

「もう一度、オートポリスと同じような内容のレースができれば(オートポリスで掴んだ手応えは)自分たちの力だなという自信になるなと思っています」

 また今季からスーパーフォーミュラに参戦しているアーテム・マルケロフもオートポリスでは不運続きとなったが、少しずつマシンには慣れ始めてきているとのこと。

 そんな中で迎える第3戦SUGOは、昨年7号車を駆ったトム・ディルマンが4位入賞を飾ったコース。大嶋に関してはピットストップのタイミングが裏目に出て下位に沈んでしまったが、レースペースという部分では決して悪くはなかった。オートポリスで掴んだ手応えをSUGOでも再現できれば、上位進出の可能性は十分にありそうだ。

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この記事について

シリーズ スーパーフォーミュラ
執筆者 Tomohiro Yoshita