スーパーフォーミュラ

急きょスポット参戦の中山雄一「自分に声をかけてくれた方々に感謝」

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急きょスポット参戦の中山雄一「自分に声をかけてくれた方々に感謝」
執筆:
2019/09/28 3:24

2019スーパーフォーミュラ第6戦岡山にスポット参戦することになった中山雄一が今週末に向けた意気込みを語った。

 岡山国際サーキットで行われる全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦にアーテム・マルケロフの代役として参戦する中山雄一(UOMO SUNOCO TEAM LEMANS)は、自分に声をかけてくれた関係者に感謝するとともに、1年ぶりに参戦となるスーパーフォーミュラのレースウィークに向けて意気込みを語った。

 今季はマルケロフがUOMO SUNOCO TEAM LEMANSの7号車をドライブしているが、彼はFIA F2で事故死したアントワーヌ・ユベールの後任としてBWTアーデンからFIA F2の残り2ラウンドに急きょ参戦することになった。

 これにより、日程がバッティングした第6戦岡山をマルケロフは欠場することになり、その代役として中山が抜擢されたのだ。ドライバー変更が決定したのもレース1週間前のことで、レーシングスーツもマルケロフのものを使用。事前にシミュレーターに乗ったものの、金曜日の専有走行がSF19初ドライブというぶっつけ本番という状況だった。

「スーパーフォーミュラはとても速いですが、その分限界を超えた時のグリップの落ち方が大きくて、コントロール不能になってしまう感覚もあります。SF14に乗った時はそういった印象がすごく強かったです」

 そう語った中山。今季はスーパーGTのGT500クラスに参戦しているものの、国内トップフォーミュラに関しては約1年のブランクがあるということで、最初は不安に思うこともあったという。

「(乗る前は)不安の方が大きかったです。テストを1回でもした状態で、ここに来れてるなら良いのですが、体力的にどうなのかな? という(未知数な)部分もあったので……正直鈴鹿じゃなくて良かったなと思います。やっぱりGT500とは体への負担がまるで違います。こっちの方が断然厳しいですね」

 そんな中山だが、いざSF19に乗り込んでみると、すぐに“乗りやすいクルマ”だと感じたとのこと。金曜日の専有走行でも一時はトップ5圏内のタイムを記録するなど、まずまずのスタートを切っていた。

「クルマ自体のバランスはすごく良いです。フロントタイヤも幅広になっているし、リヤが滑った時のグリップのなくなり方がすごくマイルドです。パッと乗った感じは“すごく乗りやすいな”という感じでした」

 かつてはKCMGから3シーズン戦った経験を持つ中山だが、最近はフォーミュラのカテゴリーから少し遠ざかりつつある傾向にある。そんな中で、今回のスポット参戦の話をもらったことについては、素直に“嬉しい”と語った。

「スーパーフォーミュラに出たいというドライバーはごまんといるわけで、トヨタのエンジンを搭載したクルマに乗るという意味では、選択肢がたくさんあったと思います。その中で僕を選んでいただけたということは、すごく嬉しいことです」

「(スーパーフォーミュラは)一番チャレンジングなカテゴリーですからね。GT500はハンデがあったりして、優勝しても『軽かったからだよね』とかそういう(言い訳みたいな)ものが付きまといますけど、スーパーフォーミュラはそれがないカテゴリーです。速さだけを考えてやれば良いところに身を置けるというのはすごく幸せに感じます」

「そういう意味では今年GT500に乗っていたことが、今回の起用にもつながっていますし、チームルマンや(GT500で所属する)サードさんに感謝です」

 なお、マルケロフは最終戦鈴鹿は予定通り参戦するとのことで、中山はこの1戦のみのエントリーになる。走行時間が限られている中ではあるが、まずはQ1突破を目先の目標にして、戦っていきたいと意気込みを語った。

「ひとつひとつのセッションが僕にとっては挑戦になるので、“予選のための準備だ”といったような状態ではやっていません。1周1周が挑戦であって、予選でパワーを使う週末になると思いますが、それはそれでやりがいがあります」

「フル参戦していた時はQ1で落ちることが非常に多かったので、まずはミディアムでQ1を通過するというのがひとつの目標です」

「決勝は僕が乗っていた時にはなかった2スペック制があるので、予選で下位に沈んだクルマも上位に行くチャンスがあると思います。そういう意味では予選が何番になったとしても、レースは良い流れを作れるんじゃないかと思うので、今週末すごく楽しみです」

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この記事について

シリーズ スーパーフォーミュラ
イベント 第6戦:岡山
執筆者 吉田知弘