【スーパーフォーミュラ】ガスリー加入の無限、2台別カラーに
ピエール・ガスリーが加入することになったTEAM無限は、ガスリー車と山本車それぞれに異なるカラーリングを施し、2017年シーズンを戦う。
レッドブルカラーに塗られたTEAM 無限のSF14フロントウイング
今年も前年のGP2チャンピオンが、スーパーフォーミュラにやってくる。ピエール・ガスリーである。ガスリーはTEAM 無限に加入し、山本尚貴のチームメイトとして1年を戦う。
昨年来日し、今季はF1へと昇格していったストフェル・バンドーンに続き、2年連続でのGP2王者のスーパーフォーミュラ参戦。日本のみならず、世界中から注目が集まっている。
そのガスリーを迎え入れるTEAM 無限の手塚長孝監督は、これまでの実績に感銘を受けていると語る。
「スーパーフォーミュラチームの底上げという観点で、ホンダさんから推薦を受けました。正直、頼もしいなという印象です」
「昨年はバンドーン選手がやってきて、チャンピオンは獲れなかったもののホンダ勢で最もポイントを獲得したドライバーになった。ドライビングスタイルもそうですが、GP2王者はすごいなと思った」
「彼(ガスリー)にももちろんですが、山本選手にも勝ってほしい。2人でタイトル争いをして欲しいと思います。頼もしいし、楽しみですよ」
昨年まで、TEAM 無限は1台体制でスーパーフォーミュラを戦ってきた。しかしガスリーが加入したことで、今季からは2台体制となる。これについて手塚監督は、「負担も増えるが、メリットも大きい」と語る。
「覚悟はしています。スタッフの人数はほぼ倍ということになります。準備は大変ですが、勝つための準備なんで」
「2台になることによって、1台ではやりきれないテストを共有することができます。1台だと、結局答えが見つからないまま、決勝に挑むこともあった。そういう時にもう1台いて、そちらの方が速いセッティングを見つけていれば、そちらに合わせることもできます」
13日に行われたホンダの『国内モータースポーツ活動計画発表会』には、ガスリーが乗る15号車が展示されていた。このマシンには、レッドブルF1を彷彿とさせる、マット調の”レッドブルカラーリング”が施されていた。
山本もこのカラーリングのマシンに乗ることになると思いきや、そういうことではないようだ。手塚監督が説明する。
「16号車(山本車)は違うカラーリングです。”無限”色が強くなると思います。JRP(日本レースプロモーション/スーパーフォーミュラの運営団体)の内規で、チーム内の2台のマシンのカラーリングを、別々にしても良いということになっています。そうしないと、スポンサー活動をしにくいということもあり、ひいてはモータースポーツの発展を妨げてしまうと」
「ただ、チームウエアやピットボックス内の装飾は、同じにしようと思っています」
日本のスーパーフォーミュラに”襲来”する、レッドブル+ガスリー。彼らがこのカテゴリーで大暴れするのか、それとも他のドライバーたちの後塵を拝することになるのか? 今季の要注目ポイントのひとつである。
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