
ツインリンクもてぎで開幕した2017スーパー耐久シリーズ第1戦。今回デビューを果たすホンダ CIVIC TCRで参戦した中野信治は、初のS耐を楽しんだようだ。







ツインリンクもてぎで開幕した2017スーパー耐久シリーズ第1戦。新設されたST-Rクラスでデビューを果たすホンダ CIVIC TCRに乗り込んだ中野信治は、初のスーパー耐久を楽しんだようだ。
今回、中野は伊藤真一や海老澤紳一とともに#97Modulo CIVIC TCRからエントリー。これまでインディカーなどでツインリンクもてぎでレースをすることは多かった中野だが、ロードコースでレースをするのは約10年ぶりのこと。もちろん、彼にとっては初のスーパー耐久参戦となった。
マシンが日本に到着したのが直前だったということもあり、事前に十分な走り込みができず、ぶっつけ本番の状態で今週末のレースを迎えることになった。
決勝では最終スティントを担当した中野は、残り1時間のところで海老澤からバトンを受け取った。#97 CIVIC TCRは一時クラストップに立つなど優勝争いに絡んでいたが、最後は#98 Modulo CIVIC TCRの先行を許し、中野の追い上げも及ばず2位チェッカーとなった。
優勝目前だっただけに、レース後は少し悔しい表情もみせていた中野だが、初めてのスーパー耐久という点では、充実した週末を過ごしたようだ。
「ロードコースは10年ぶりぐらいでしたが、本当に楽しかったです。プロだけでなく様々なドライバーが出ていて、本当はル・マンが大いなる草レースと言われてましたが、それに近い感覚。みんなが和気あいあいと楽しんでる感じがいいですね」と、中野は語ってくれた。
「ずっとレースに集中してガリガリやってきたので、今回みたいなリラックスしてできるようなレースで楽しめましたし、チャンスをくれたホンダに感謝しています。次も出る予定ですし、今いただけているチャンスを目一杯楽しみたいなと思います」
また、中野とパートナーを組んだ伊藤はレースを振り返り、「ベストは尽くしたし、開幕なので色々あります。中盤はアウディと競ることができて楽しかったですし、いいレースができたと思います。火曜日に初めて乗って、土曜日に本番でしょ。チームがよくやってくれましたね。さすが童夢さんです。幸先の良いスタートを切れたので、このままワンツーで行って、次はうちら(97号車)が一番を取りたいですね」と第2戦でのリベンジを誓っていた。
なお2人は、第3戦鈴鹿を除く残り4戦にエントリーする予定。今後も彼の走りから目が離せない。
取材・執筆/吉田知弘
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この記事について
シリーズ | スーパー耐久 |
イベント | 第1戦もてぎ |
サブイベント | 土曜日 グループ2決勝 |
ロケーション | ツインリンクもてぎ |
ドライバー | Shinichi Ito , Shinji Nakano |