参戦2戦目で優勝のゴルフTCR、密山祥吾「トラブルなく走れて嬉しい」

スーパー耐久デビュー2戦目となる「富士SUPER TEC」で優勝を飾ったゴルフTCRに、密山祥吾は安堵の表情を見せた。

 9月3日に富士スピードウェイで行われたスーパー耐久第5戦「富士SUPER TEC」。今季から新しく始まったST-TCRクラスは、デビュー2戦目となる#10 Racingline PERFORMANCE GOLF TCR(フィリップ・デベサ/密山祥吾/脇阪寿一)が優勝。開幕戦から好調だったホンダ シビックTCR勢の連勝がストップした。

 予選では、見事ライバル勢を抑えてポールポジションを獲得した#10 Racingline PERFORMANCE GOLF TCR。基本的にはスプリント用で開発されているTCR車両にとっては未知の領域となる10時間耐久レースで、ライバルチームがトラブルに見舞われる中、#10 Racingline PERFORMANCE GOLF TCRは順調に周回を重ね、最終的に2位に5周もの大差をつけ、デビュー2戦目での優勝を飾った。

 これには、チームの中心的役割を担う密山も、安堵の表情をみせていた。

「序盤からフィリップ選手も寿一選手も安定していて、ペースをコントロールしながらいけました。途中僕のスティントでST-3クラスの車両と当たってトーが狂ってしまい、2人にご迷惑をかけてしまった部分もありましたが、無事に走り切ることができました」

 昨年までST-XクラスにエントリーしていたAdenauが今年からゴルフTCRに車両をスイッチし、ST-TCRクラスにエントリー。車両の準備等もあり、デビューは第3戦鈴鹿だったが、そこでも数多くのトラブルに悩まされた。

 燃料タンクのトラブルに加え、ブレーキ周りにもトラブルを抱えていたとのこと。それらを完全に修復するべく7月の第4戦オートポリスは欠場し、ガレージで徹底的にメンテナンスをしてきたという。それが功を奏し、途中に他車との接触でアライメントの狂いは出たものの、それ以外でマシントラブルはなく、ライバルに大きく差をつける要因にもなった。

 これについて密山は、しっかりとマシンをメンテナンスしてきたことが勝利に繋がったと語った。

「今回は全くトラブルはなかったですね。前回の6月に鈴鹿でデビューさせてもらった時は大きなトラブルが見つかって、オートポリスのレースはスキップしてクルマをバラバラにして徹底的にメンテナンスしてきました。完全に自社でやっているので、今回トラブルなしで走れたのは、メンテナンスガレージとして本当に嬉しいことですね」

「テストも本当にできていなくて、鈴鹿の後に1回走っただけでしたが、フィリップ選手も速かったですし、寿一さんもチームに加わって、本当に細かいことも指摘していただいて、本当に勉強になりました」

 またAドライバーのデベザは、スーパー耐久に参戦して初めての優勝。昨年まではST-Xクラスで参戦し、表彰台の経験はあったが、年々レベルが高くなっていくスーパー耐久で初めて表彰台の頂点に立てたとあって、レース後は満面の笑みだった。

「僕にとってはスーパー耐久では初めての優勝だったから、すごく嬉しいよ。他のクラスで表彰台はあったけど、とにかく長丁場のレースだったけど、クルマのトラブルもなく、安定した速さを出すことができた。もちろん、簡単なものではなかったけど、チームも一生懸命がんばってくれて、トップでフィニッシュできた」

「2人のプロフェッショナルなドライバーと一緒に走れて光栄だったし、自分にとっても勉強になることが多かった。いい週末だったよ」

取材・執筆/吉田知弘

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この記事について
シリーズ スーパー耐久
イベント名 第5戦富士Super Tec ”10時間耐久レース”
サーキット 富士スピードウェイ
記事タイプ 速報ニュース