夜間走行体験の藤波清斗「生き残っていくイメージで走る必要がある」

スーパー耐久の公式テストで初めて実施された夜間走行のテストを経験した#99GTNET MOTOR SPORTSの藤波清斗が、その感想を語った。

 3月3日、富士スピードウェイでスーパー耐久の公式テストで、6月に開催される富士24時間レースを想定した「夜間練習走行」のセッションが設けられ、各クラスのマシンが夜のサーキットでテストを行った。

コーナーに追加されたマーシャルライト
追加されたマーシャルライト

Photo by: Tomohiro Yoshita

  今回のテストでは、マシンの走行だけでなく、サーキットの設備面をはじめ、様々なテストが実施された。

 コースサイドには、F1やWECでも導入されているマーシャルライトがTGRコーナー、トヨペット100Rコーナー、ダンロップコーナー、13コーナー、パナソニックコーナーの5カ所に設置。加えてコースを照らす照明は15カ所に設置された。

 さらにコースサイドで取材をするフォトグラファーには夜間走行時も安全性が保たれるよう専用の反射ベルトも用意された。

 実際にコースサイドに出てみると、アドバンコーナーをはじめ、明るく見えるコーナーもあれば、TGRコーナー手前などブレーキングポイントの部分が真っ暗になっている箇所もあった。メインストレートでも現在用意できている全ての照明が使用されたが、少し明るさが足りないようにも感じられた。

 この夜間セッションで総合2番手のタイムを記録した#99GTNET MOTOR SPORTSの藤波清斗に、実際に走った感想を訊いた。

「外から見ると暗いように感じるかもしれませんが、走っている方が十分に見えます」

「ただ、コーナーによっては全然明かりがないところがありましたし、カメラのフラッシュが気になるくらい暗い場所もあったので、そういう部分が少し心配。もう少し明かりがあるといいかなという感じでした。あと、他のクラスで結構早めにブレーキングする車両もいたので、その辺をうまく(他のクルマの挙動を)見分けながらやらないといけないなと感じました」

 ちょうど走行台数が少なかったセッション終盤に、総合2番手につける1分41秒058を記録した藤波。これは、たまたまクリアラップがとれたからだったとのことで、実際には複数クラスとの混走の中で、ミスや接触をせず確実に走っていくことが重要だと語った。

「たまたま最後にクリアラップがとれてタイムが出ましたが、それ以外は(他のクラスのマシンにひっかかって)全然ダメでした。夜間では、速く走るというよりかは、(確実に走って)生き残っていくようなイメージになりそうです」

 また藤波は、昨年の自身を振り返り、富士の夜間走行以外でも“生き残っていく走り方”をテーマに今シーズンを戦っていきたいと語った。

「昨年は、僕が発端になってポイントが獲れないレースが多かったです。特に(優勝争いをしていた)オートポリスで勝てていればチャンピオンも狙えていたと思うので、そういう意味で今年は安定感のある走り方と、ゴールまでバトンをつないでいく走り方を目標にして、今シーズンは戦っていきたいなと思います」

「速さもあるに越したことはないですが、やっぱり耐久レースですし、今年は5時間のレースも多いです」

「昨年(オートポリスで)ああいうミスをした中で、今年またチャンスをもらっているので、その辺を気持ちを切り替えてしっかりやっていかなきゃなと思います。2014年からチャンピオンを獲れていないので、また復活できるようにやりたいです」

コメント
コメントを書く
この記事について
シリーズ スーパー耐久
記事タイプ 速報ニュース