富士24時間開催に向け、FSW原口社長「いつかやりたいと思っていた」

2018年スーパー耐久で、富士24時間耐久レース開催計画を発表した富士スピードウェイ。原口社長は、記者会見でその経緯を語った。

 2017スーパー耐久第5戦が行われている富士スピードウェイで2日、来年から開催予定の「富士SUPER TEC 24時間レース」に向けて、記者会見が開かれた。富士スピードウェイの原口英二郎社長とSTO(スーパー耐久機構)の桑山晴美事務局長が出席し、集まったプレスからの質問に応じた。

 以前から長時間の耐久レースとして慣れ親しまれている「富士SUPER TEC」。今年は昨年よりも1時間長い10時間耐久で争われるが、来年は24時間レースとして開催する方向で調整中。スーパー耐久として24時間レースでの開催は10年ぶりとなる。

 改めて24時間レース開催を決めた経緯について原口社長はこう語った。

「富士スピードウェイでは、かねてから耐久レースをすごく大事にしてきました。私は耐久レースというのは人とクルマとサーキットが一体感を感じられるレースだと思っています。だからこそ、従来から“耐久の富士”と言われてきました」

「日本で初めて24時間レースをやったのも富士ですし、スーパー耐久でも10年前まで十勝スピードウェイさんでやられていたので、具体的に話が進んでいったのは今年からですが、やはりレースをやっている者としては、(24時間レースを)いつかやりたいと考えていました」と原口社長。

 ただ、開催実現にはまだまだ調整しなければいけないことが多いようで、その中でも懸念していたのは、夜間走行時の近隣住民への配慮だ。

「これから(近隣の方々に)しっかりとご説明していかなければいけません。ハード面、ソフト面での理解活動を全てやっていかなければいけないと考えています」

「一番気にしているのは騒音です。今まではレースをするにあたっても、夜は基本的に20時までということで、近隣の方々にご理解いただいていますので、それ以降でもレースをする際にはちゃんとしたご説明をしなくてはいけないと思っています。その辺りは、これからになります」

 また、STOの桑山事務局長は、今回の24時間レース開催に向けて、日本から発信していく新しい24時間レースというものを目指していきたいと語った。

「やはり24時間レースをやるからには、過去のものと同じではダメだと思います。今、時代がすごく早く変化していく中で、現代の時代背景に合った24時間というものを日本人の力で作っていきたいです」

「世界の名だたる24時間レースはたくさんありますし、真似るところあると思います。でも、日本人が作るモータースポーツは非常に素晴らしいものがあります」

「時間はかかりますが、常に新しいものを追い求めて、皆様の力も借りながら世界に発信していくということをやっていきたい。多くの方が『ドイツだとニュル24時間だね』というように『日本だと富士24時間だね』というような世界を必ずや作っていきたいと思っています」

取材・執筆/吉田知弘

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シリーズ スーパー耐久
記事タイプ 速報ニュース