連勝でタイトルに王手! ARN Racing「まずは最終戦PP獲得を目指す」

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連勝でタイトルに王手! ARN Racing「まずは最終戦PP獲得を目指す」
2017/09/04 7:04

富士SUPER TECで連勝を決め、タイトル獲得に王手となったARN Racing。最終戦8位以上で無条件の王座獲得となるが、まずはPPを狙うと語る。

 富士スピードウェイで行われたスーパー耐久第5戦「富士SUPER TEC」の決勝レース。ST-Xクラスは#8 ARN Ferrari 488 GT3(永井宏明/佐々木孝太/銘苅翼)が完璧な走りを見せ2連勝。待望のシリーズチャンピオンに大きく近づいた。

 ポールポジションからスタートした#8 ARN Ferrari 488 GT3は、序盤からしっかりとレースをリード。途中#89 HubAuto Ferrari 488 GT3や#777 D’station Porscheの先行を許すものの、佐々木、永井、そして今回は助っ人としてCドライバーでチームに加わった銘苅がミスのない安定した走りを披露。折り返しを過ぎた196周目にトップを奪還し、その後も全く手を緩めることなく、周回を重ね後続との差を広げていった。

 最終的に、2番手に1分05秒の大差をつけ、前回の第4戦オートポリスに続き2連勝を飾った。

 レースを終えた佐々木は「上出来ですね!」と満面の笑みで開口一番。10時間という長丁場の戦いの中で、誰一人ミスをすることなく、安定して走れたことが勝利に繋がったという。

「勝てればとは思っていましたが、トラブルなくミスなく走りきれば、絶対に結果はついてくると思っていました。実際に周りがトラブルや接触で自滅していってくれていたので、そういう意味では我々は何もそういったことはなかったですし、3人のラップタイムも安定していました」

「銘苅も初めてのS耐でしたが、きっちり走ってくれて、本当にみんなの総合力で勝ち取った勝利だなという気がしますね」

 また永井も、今回の10時間レースの制覇は嬉しい誤算だったようで、こちらも笑顔でレースを振り返った。

「勝ちたいとは思っていましたが、まさか連勝できるとは思っていませんでした。最後は本当にいい形で2人のドライバーからクルマを渡してもらったので、本当にいいレースでした」

「本当に接戦の中での戦いでしたが、チームのメカニックたちも全然ミスなく作業もしてくれましたし、ドライバーの方でもミスなくできて、そういった全てのものを繋げることができたので、うまく結果につながったかなと思います」

 今回、Cドライバーとしてチームに加わった銘苅。2015年にはFIA-F4に参戦した経験を持ち、現在はポルシェGT3カップなどで活躍しているドライバーだ。今回は初めてのスーパー耐久でのレースだったが、チームメイト2人に全く遜色ないペースで走行。彼の頑張りも間違いなく優勝につながったひとつの要因だった。

 銘苅の起用について、佐々木はこのように語った。

「彼はポルシェのGT3チャレンジカップとかもやっているし、元々スピードがあるドライバーだということは知っていたので、僕たちの中でCドライバーをどうするかってなった時に、本当は昨年乗っていた白石選手に乗って欲しかったのですが、どうしても都合がつかず、銘苅を乗せようということになりました」

「でも、いい条件で乗せてあげたかったので、僕の時はリヤタイヤ2本のみの交換にして、銘苅の時は4本交換にしました。そうすることによって安心して走れるので、ちょっとでも不安材料を消してあげました。僕は慣れているというか経験があるので、そこは古いタイヤで我慢して、ちょっとでもピット作業を短縮できればと思っていました。そういった戦略面も優勝に繋がった要因だと思います」

 そして、念願のシリーズチャンピオンまで、あと一歩というところまでやってきた#8 ARN Ferrari 488 GT3。昨年チャンピオンの#1 スリーボンド日産自動車大学校GT-Rとの一騎打ちとなるが、点差は19ポイントに広がったため、最終戦で#8 ARN Ferrari 488 GT3は8位以内に入ればチャンピオンが決まる計算になる。

 しかし最終戦に臨むふたりからは、“チャンピオン”よりも今シーズン彼らの指定席にもなっている“ポールポジション”というキーワードが出てきた。

 佐々木は「まずは6戦連続のポールポジションは達成したいですね。そして最終戦も思い切りいって、優勝で決められればカッコいいと思います。フェラーリで岡山を走るのは僕たちにとっては初めてですが、きっと相性はいいと思うので、全力でいきます」とコメントした。

 永井も「本当にわずかのポイントを獲ればチャンピオンが決まりますが、まずは岡山でポールポジションを狙いたいです。6回連続という記録もあるので、それを目指してチームと一緒に準備をして岡山に臨みたいです」と、改めて気を引き締めていた。

取材・執筆/吉田知弘

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この記事について

シリーズ スーパー耐久
イベント 第5戦富士Super Tec ”10時間耐久レース”
サブイベント 日曜日 決勝レース
ロケーション 富士スピードウェイ
記事タイプ 速報ニュース