道上龍が語る、WTCCとTCRの違いと共通点「役に立つ部分があるかも」

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道上龍が語る、WTCCとTCRの違いと共通点「役に立つ部分があるかも」
2017/06/14 9:38

第3戦鈴鹿のTCRクラスに参戦した道上龍は、普段乗っているWTCC車両と同じベース車を使っているTCR車両の違い、共通点について語った。

Ryo Michigami, Honda Racing Team JAS, Honda Civic WTCC
Ryo Michigami, Honda Racing Team JAS, Honda Civic WTCC
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Ryo Michigami, Honda Racing Team JAS, Honda Civic WTCC
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 6月10・11日に鈴鹿サーキットで行われたスーパー耐久第3戦に、#97 Modulo CIVIC TCRからエントリーした道上龍。現在はWTCCでも活躍する彼が、今年からS耐に導入され注目を集めているTCR車両との違いについて語ってくれた。

 同じシビックTYPE Rがベースとなっており、見た目も同じに見えるWTCCマシンとTCRマシン。しかし、エンジンパワーは去ることながら、中身は全く別物だという。

「見た目は一緒ですが、全然違いますね」と道上。具体的にどこがどう違うのかを、このように話してくれた。

「TCRは、カスタマー向けで量産されているレーシングカーで、プロからアマチュアまでが乗れるようなクルマになっています。だから、本当に乗りやすいです。GTカーでいうとことGT3みたいなもので、それのツーリングカータイプがTCRなんでしょうね」

「クルマは乗りやすい反面、ゆったりした動きの印象があります。ノーマルに少し足回りが補強されたかなというイメージです。パワーにしてもWTCCはレスポンスも違うし、チューニング度合いも違うので、馬力が全然違います。やっぱり加速感やトップスピードというところでの違いは非常に大きいですね」

 何と言っても、今年の彼の主戦場はWTCC。昨年はツインリンクもてぎで開催された日本ラウンドのみのスポット参戦だったが、今年はフル参戦。予選日には、マニュファクチャラー同士で争われる「MAC3」のメンバーとしても頑張っている。

 ここまで4ラウンド8戦が終了。モロッコのレース2ではポイントを獲得したものの、自身の走りという点ではまだまだ課題が多いようだ。

「まだ自分の中では、(WTCCのマシンを)ものにできていない部分が正直あります。チームメイトの2人と比較して、走らせ方をデータや車載映像を見たりして、工夫はしています。だけど、ハイパワーのFFを上手く乗りこなすには“慣れ”と言いますか、まだまだ自分の中で足りていないところがあります。まずはチームメイトが目標なので、いかにその差を縮めるかという部分を今やっています」

「あとは、初めて行くサーキットが多いので、練習時間も少ないですし、シミュレーターをやったりして補ったりはしていますが、やっぱり実際に走ると違う部分があったりするので、まずコースを覚えなくちゃいいけないというところから始まっています。なので、少し厳しいところはありますね」

 しかし、今回スーパー耐久でシビックTCRに乗る機会を得られた道上。この経験がWTCCのマシンを乗りこなしていく“きっかけ”にもなるのではないかと語った。

「クルマは全然違いますが、同じFFでベース車両も同じなので、どこか“クセ”みたいなものは、似ているのではないかと思います。(TCRは)WTCCよりピーキーではないんですけど、自分の中でWTCCのことをイメージしつつ、ドライビングを変えてみたり、いろいろトライはしています」

「WTCCのドライバーも、時々TCRに乗ってレースに出たりもしています。なので、WTCCにも役に立つ部分が、もしかするとあるのかもしれないですね」

「僕としては、何年も乗ってきているクルマではないですし、ただでさえ練習時間が少ない中でレースをやっています。自分自身、久々にシーズンを通してフル参戦。しかも海外での参戦になるので、こうやって国内にいるときは、少しでもレーシングカーに乗っていた方が絶対に良いと思うので、今回のTCRに乗れるお話をいただいて、日本でも練習できる場を活かせられればなと思います」

 注目の決勝レースでは、チームメイトの土屋圭市、幸内秀憲の頑張りでトップ奪還までもう少しというところまで追い上げてきていたが、ちょうど道上にドライバー交替した直後に他クラスのマシンと接触。これでタイヤをバーストしてしまい再び緊急ピットインを余儀なくされ、クラス優勝を目前に、あっという間に4位転落と悔しい結果になってしまった。

 道上は9月に富士スピードウェイで行われる第5戦の10時間耐久レースにもエントリー予定。WTCCではポルトガル戦も控えているほか、10月末にはツインリンクもてぎでの日本ラウンドも予定されている。

 中盤から後半戦に向けては、「モロッコでは失敗してしまいましたが、いつも10番手から11番手ぐらいをウロウロしちゃっているので、まずは何とかトップ10にいきたいなと思っています」と語った道上。このTCRでの経験が、WTCCでどう活かされていくのか。楽しみなところだ。

取材・執筆/吉田知弘

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この記事について

シリーズ スーパー耐久
ドライバー 道上 龍
記事タイプ 速報ニュース