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S耐第1戦決勝|D’station Racingが逆転優勝、新型ヴァンテージGT3の記念すべき1勝目を飾る

2019スーパー耐久第1戦鈴鹿。決勝レースは#777 D’station Vantage GT3が優勝した。

#777 D'station Vantage GT3

#777 D'station Vantage GT3

吉田知弘

 鈴鹿サーキットで行われた2019 ピレリ スーパー耐久シリーズの開幕戦の決勝レース。最高峰のST-Xクラスは#777 D’station Vantage GT3(星野敏/ダレン・ターナー/近藤翼)が優勝。アストンマーティン ヴァンテージGT3で臨んだ初戦でデビューウィンを飾った。

 前日同様に晴天に恵まれた鈴鹿サーキットだが、西からの風が強く寒い1日となった。12時35分にスタートが切られると、ST-Xクラスではポールポジションの#1 GTNET GT3 GT-R(藤波清斗)がペースを上げ、後続を少しずつ引き離していく。これに対し#777 D’station Vantage GT3(近藤翼)と#300 TAIROKU RACING Ferrari 488 GT3も食らいついていくが、トップとの差は一時10秒近くになった。

 開始から1時間を経過したところでST-5クラスのマシンがヘアピン手前でストップし、フルコースイエロー(FCY)が導入された。

 このタイミングを利用して各車が続々とピットイン。ST-Xクラスはトップ3が揃って1回目のドライバー交代を終え、1号車には浜野彰彦、777号車には星野敏、300号車にはハリソン・ニューウェイが乗り込んだ。

 各車のピットストップが終わる頃にFCYが解除されたが、その後も相次いでトラブル車両が発生し、1時間30分を経過した時点で合計3度のFCYが導入されることになった。

 そんな中、トップ争いは1号車の浜野と777号車の星野が接近しバトルを展開したが、それを上回るペースで追いかけてきたのが300号車のニューウェイ。44周目に777号車の星野をパスすると、46周目の2コーナーで1号車の浜野もオーバーテイクし、トップに浮上した。

 開始2時間を迎えるところで、#104 ROOKIE RACING 86がスプーンカーブ出口でクラッシュ。マシンが大きく破損しコース脇にマシンを止めたため、セーフティカーが導入された。

 これと同じタイミングで、2番手を走行していた1号車が緊急ピットイン。そのままガレージにマシンを収めた。

 実は、スプーンカーブ出口で104号車に追突される形で接触をうけ、その際に右リヤタイヤがタイヤバーストしたのだ。さらにマシン後部にも大きなダメージを受けていた模様で、1時間近くにわたってピット内で修復作業を強いられ、1号車は優勝争いから脱落した。

 このセーフティカー導入中を利用して、300号車は山口大陸、777号車は近藤にドライバー交代し第3スティントに突入。このタイミングでピットストップを行わなかった#244 LEXUS RC-F GT3がトップ、#9 MP Racing GT-Rが2番手に浮上した。

 セーフティカーが解除されると、777号車の近藤がペースを上げ300号車の山口に接近。63周目の逆バンクでオーバーテイク。さらに64周目のヘアピンで9号車をパスし、近藤は一気に2番手へ。直後に244号車がピットインし、ついにトップに躍り出た。

 開始から3時間を迎えようとしたところで、300号車の山口がスプーンカーブ入り口でST-5クラスの#88 村上モータースMAZDAロードスターを抜こうとした際にコースオフ。88号車とともにタイヤバリヤに突っ込んでしまった。

 幸いドライバーふたりに怪我はなかったようだが、マシン回収のためにFCYが導入された。

 レース序盤からトップ争いに絡んでいた1号車と300号車が脱落したことで、一気に楽な展開になった777号車。FCY中に残り2時間を切ったところで3度目のピットストップを行い、ここでアストンマーティンレーシングのワークスドライバーであるダレン・ターナーが登場。満を持してマシンに乗り込んだ。

 FCY解除後、ターナーは初めての鈴鹿サーキットでのレースとは思えないくらい安定した走りを見せ、後続とのさを徐々に広げていった。

 残り1時間を迎えたところで給油のため、777号車が4回目のピットイン。ここでドライバー交代は行わずターナーがチェッカードライバーを担当した。

 最終スティントでも隙のない安定した走りを見せ、130周を迎えたところで5時間を経過し、チェッカーフラッグ。D'station Racingにとっては、昨年第2戦以来となる優勝を飾り、同時に新型ヴァンテージ GT3の記念すべき第1勝目という快挙を成し遂げた。2位には244号車が続き、3位には9号車が続いた。

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