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「本当に長かった……」苦節3年、45号車アウディが待望のST-TCR初優勝

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「本当に長かった……」苦節3年、45号車アウディが待望のST-TCR初優勝
執筆:
2019/06/07 8:06

富士スピードウェイで行われた2019スーパー耐久第3戦。今年もサバイバルレースとなったST-TCRクラスだが、最後まで力強く周回を重ねた#45 BRIN・NAUB RS3 LMSが待望のチーム初勝利を飾った。

 3日間合計で3万6100人を動員した2019スーパー耐久第3戦「SUPER TEC富士24時間レース」。参加台数が年々増え注目を集めているST-TCRクラスは、#45 BRIN・NAUB RS3 LMSが参戦3年目にして念願のクラス優勝を飾った。

 今回は全9台がエントリーしたST-TCRクラス。#10 IDI GOLF TCRには脇阪寿一、#97 Modulo CIVICには野尻智紀、#22 WAIMAEAMA KIZUNA Audi RS3 LMSには安田裕信が助っ人として参戦。さらに#108 冴えカノfineレーシング with RFCには鈴木利男と荒聖治が加わるなど、非常に豪華なドライバーラインアップとなった。

富士24時間ST-TCRクラス スタート

富士24時間ST-TCRクラス スタート

Photo by: Tomohiro Yoshita

 ただ、基本的にTCRはスプリントレース用に開発された車両ということもあり、昨年同様にレースが進むにつれて各車でトラブルが続出した。今回の本命候補の1台だった97号車もレースの折り返しを迎える前に車体トラブルでリタイアを余儀なくされたほか、ほかにもガレージで長時間作業を強いられるチームが多かった。

 そんな中、45号車のアウディRS3 LMSは序盤から着実に周回を重ね、開始から7時間を迎えたところでトップに浮上。その後も、着実に周回を重ねていき、最終的に2番手以下に3周差をつけて優勝を飾った。

 今回は24時間レースということで、4人以上のドライバーを揃えて参戦するチームが多いが、45号車はレギュラーメンバーである竹田直人、白坂卓也、田ヶ原章蔵の3人でステアリングをつないだ。

 表彰式では3人とも喜びを爆発させていたが、レース後に話を訊くと全員が口を揃えて「本当に長かった……」と開口一番。彼らにとっては、ここにたどり着くまでには長く険しい道のりがあったのだ。

#45 BRIN・NAUB RS3 LMS

#45 BRIN・NAUB RS3 LMS

Photo by: Tomohiro Yoshita

 ST-TCRクラスが初導入された2017年からアウディのカスタマーサポートを受けてRS3 LMSで参戦しているTeamDreamDrive。初年度は特に予選での活躍が目覚ましく、開幕4戦連続でポールポジションを獲得した。

 決勝でも、いくつかのレースでは終盤までトップ争いを展開するも、肝心なところでトラブルに泣かされ勝利を逃すことが多かった。さらに今年の第2戦SUGOではトラブルなく力強いレース運びをみせたものの、トップにわずか6.8秒届かず2位フィニッシュ。レース後のドライバーたちに笑顔はなく、彼らの悔しさが滲み出たレースウィークとなった。

 そんな中で迎えた今回の富士24時間でも1周目に接触がありスピンを喫するなど、いきなりハプニングからスタートした。

 しかし、Aドライバーの竹田は、自分たちのレースに徹したことで最終的には他を寄せ付けない強さを発揮できたと語った。

「第1戦も第2戦も、優勝にこだわってガチガチにやっていましたが、それを24時間でやったら多分息が切れるだろうなと思いました。そこで、まずチームの全員が“楽しむこと”を心がけて、それはレース前のミーティングでもみんなと話しました」

「それこそ、レース中も無線でイタズラしたりとか、色んなことをしていました。だからチームの雰囲気はすごく良かったです」

「みんなで楽しみながらレースを進めていけば、最終的に結果がついてくるんじゃないかなと思ってやったら、本当に結果がついてきました」

「でも、本当に僕たちがやってきたことの集大成で勝てたレースでした。ドライバー含めて何のミスもなく、ペナルティもなく、クリーンなレースができました。すごく満足しています」

 ライバルたちがトラブルやアクシデントなどで後退していく中、危なげない走りを披露した45号車だったが、実は見えないところで色々なトラブルを抱えながらの状態で走り続けたという。

 その時の状況を、白坂がこのように語った。

「実際には、ちょこちょこトラブルは出ていました。それでもみんなでカバーして走りました。でもレース後半くらいからギヤが飛んでいたりして、細かいトラブルは出ていました」

「今までそういうので落としてきたレースもあったのですが、そこをうまくカバーできたという部分ではチーム全体の成長も見せられたのかなと思います」

「なんとか保たせる方法をみんなで考えていました。みんなで乗るたびに(状況を)フィードバックしながらバトンをつないでいきました」

田ヶ原章蔵、竹田直人、白坂卓也(#45 BRIN・NAUB RS3 LMS)

田ヶ原章蔵、竹田直人、白坂卓也(#45 BRIN・NAUB RS3 LMS)

Photo by: Tomohiro Yoshita

 そして、誰よりも安堵の表情を浮かべていたのが、Cドライバーの田ヶ原だ。スーパー耐久での経験が豊富でチームの牽引役になる一方、その明るいキャラクターからムードメーカーとしてもチームには欠かせない存在だった。

 このチームは2017年にST-TCRクラスに参戦を始めてから、ドライバーラインアップはもちろん、メカニックも含めてほぼメンバーを入れ替えることなく戦ってきた。

 それだけに、田ヶ原はこのチームメンバーでどうしても勝ちたかったと語った。

「ドライバーもずっと一緒ですが、メカニックもこの3シーズンに渡って同じ顔ぶれで基本変わっていませんでした。それだけ、みんなの想いも強かったですし、このメンバーで勝ちたかったというのが大きかったです」

「途中はトラブルもありましたけど、今回は3人が細かいところまでちゃんとフォローし合えてたのが大きかったですし、誰が乗っても同じようなラップタイムで走れていました。それが勝利につながったと思います」

「今回はBoPも変更されて、けっこうキツかったですけど、竹田選手と白坂選手が本当に頑張ってくれました。……ここまで本当に長かったです」

 これまで勝てそうで勝てないレースが多かっただけに、レース後は関係者の間でも45号車を祝福する声が非常に多かった。これでST-TCRクラスのランキング首位に浮上し、後半戦のさらなる活躍に注目である。

#45 BRIN・NAUB RS3 LMS

#45 BRIN・NAUB RS3 LMS

Photo by: Tomohiro Yoshita

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この記事について

シリーズ スーパー耐久
イベント 第3戦 富士
執筆者 Tomohiro Yoshita