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激戦のST-4クラスで初戴冠、884号車の平中「みんなの頑張りがこの結果につながった」

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激戦のST-4クラスで初戴冠、884号車の平中「みんなの頑張りがこの結果につながった」
執筆:
2019/11/14 6:41

2019スーパー耐久シリーズで“激戦区”のひとつと言われたST-4クラス。最終戦で見事チャンピオンを獲得したのは#884 林テレンプSHADE RACING 86だった。

 ピレリ スーパー耐久シリーズ2019のST-4クラスでシリーズチャンピオンを獲得した#884 林テレンプ SHADE RACING 86の平中克幸は、スタッフの頑張りで今季急成長を遂げることができたとシーズンを振り返った。

 林テレンプ SHADE RACINGは、これまで86/BRZ Raceをメインに活動してきたが、昨年からスーパー耐久のST-4クラスに参戦を開始。今年は平中克幸に加えて国本雄資、石川京侍などスーパーGTドライバーを擁してフル参戦した。

 今年のST-4クラスは各チームがスーパーGTやスーパーフォーミュラで活躍するトップドライバーを起用し、毎戦気の抜けないハイレベルなバトルを繰り広げたが、その中で安定してポイントを稼いでいったのが884号車だった。開幕戦鈴鹿で優勝を飾ると、続く第2戦SUGOでは#86 TOM’S SPIRIT 86との一騎打ちに競り勝ち2連勝。シーズン中盤戦は86号車の速さに屈する場面があったが、各レースで必ず表彰台の一角を死守してきた。

 884号車は12ポイントリードで迎えた第6戦岡山の予選でポールポジションを獲得すると、決勝では堅実な走りをみせ2位でフィニッシュ。チームとしては参戦2年目で強豪を退けて初のシリーズチャンピオンを勝ち取った。

 昨年からチームのエースとして活躍してきた平中は、自分たちが最終戦でやるべきことを完璧にこなせたとレースを振り返った。

「今年は86号車がずっと速くて、特に予選ではずっとポールポジションを獲ってきていました。でも、今回は僕たちが予選で速さを見せられて、そこで(ポールポジションの)1ポイント獲得できたことも良かったですし、それで86号車にプレッシャーを与えられたと思います。本当に僕たちが最終戦でやるべきことを完璧にできた週末だったと思います」

「今回自分たちがやるべきことは優勝することもそうなんですけど、やはりチャンピオンを獲得することを一番に考えて、レース中はクルマに負担をかけないように心がけました」

 このチームは林テレンプの従業員がピット作業を含め全ての業務を行っているが、彼らの成長が今年の快進撃につながったと平中は語った。

「林テレンプの社員の皆さんが頑張ってくれたことがこの結果につながったと思います。昨年このチームが始まった時は本当にこういったレースの経験がなくて、そもそも作戦というものはなんなのか? というところから始まりました。あとピットストップも(林テレンプの)社員のみんなでやっているのですが、最初の頃は作業も遅かったです。ライバルと同時にピットインしても(ライバル車に)何秒も前でコースに出て行かれてしまう、というのが昨年の状況でした」

「それが今年にかけて皆が頑張ってくれて、長年やっているチームと遜色ない作業を行ってくれましたし、作戦面でも常に考えてくれていました」

 この第6戦岡山では途中フルコースイエローやセーフティカーが出動する波乱の展開となったが、その中でも冷静に判断して最適の戦略が採れたと、平中は改めてチームの成長ぶりを実感している様子だった。

「今回のレースでも僕たちの作戦は完璧だったと思います。FCYが出るか出ないかなど(周りの状況を)考慮しながら、ピットストップのタイミングを考えていくことができました。最終的にFCYが出た時にピットストップを行って、マージンを築くことができました。その中で優勝できれば最高だったんですが、そこは相手も強かったです。でも僕たちとしては本当にいいレースができました」

 終わってみれば、開幕前から超激戦区と注目を集めていたST-4クラスで、唯一全戦で表彰台を獲得した884号車。まさにシリーズチャンピオンに値する強さ、安定感を見せたと言えるだろう。

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この記事について

シリーズ スーパー耐久
イベント 第6戦 岡山
執筆者 吉田知弘