S耐 第2戦 SUGO|Gr.2決勝は310号車GR水戸インター86が接戦を制する
2020スーパー耐久第2戦SUGO。フルウエットコンディションとなったGr.2決勝は#310 GRGarage 水戸インター GR86が開幕2連勝を飾った。
写真:: 吉田知弘
スポーツランドSUGOで開催中のピレリ スーパー耐久シリーズ2020第2戦『SUGO SUPER TAIKYU 3Hours Race』のGr.2決勝が行なわれ、ST-4クラスは#310 GRGarage 水戸インター GR86、ST-5クラスは#4 THE BRIDE FITが優勝を飾った。
台風14号の影響により朝の公式予選から雨模様となったスポーツランドSUGO。お昼前にはかなりの雨量となりST-X、ST-Z、ST-TCR、ST-1、ST-2、ST-3クラスで構成されるGr.1の公式予選は中止となった。一方でST-4、ST-5クラスで構成されるGr.2の決勝は予定通り行なわれたが、依然として雨量が多いことからセーフティカー先導でスタートが切られた。
今回の3時間レースでは途中に2度のドライバー交代を伴うピットストップが義務付けられているが、セーフティカー中のピットインが許されるほか、ST-Xクラスなどのように各ドライバーの最低乗車時間等も決まっていないため、1周目からピット義務を消化するチームが現れた。ST-4クラスでは#13 ENDLESS 86が1周目にピットストップを済ませると、翌周には310号車も1回目のドライバー交代を完了した。これに対して#844 林テレンプ SHADE RACING 86はステイアウトする作戦を選択し、6周目から本格的なスタートが切られた。
トップの884号車(平中克幸)は一気に後続を引き離しにかかるが、後方から1回目のピットを済ませた13号車(宮田莉朋)が猛烈に追い上げを開始。総合3番手に浮上すると、22秒後方まで迫る走りを披露した。それに対し平中も意地の走りをみせ、両者とも一進一退の展開となった。
開始から1時間20分を経過したところで884号車がピットイン。国本雄資に交代した。なんとか13号車の前でコースに復帰しトップの座を死守したが、翌周には宮田が隙をついて逆転した。この直後に最終コーナーでコースオフ車両が発生しセーフティカーが出動した。このタイミングを利用して13号車、884号車ともに2回目のピットインを完了したが、これにより310号車も背後につけることとなり、トヨタ86同士の三つ巴のバトルに発展していった。
1時間35分を過ぎたところで再スタートが切られるも、またしてもコースオフして立ち往生した車両が発生したため3度目のセーフティカー出動となり、残り1時間10分を切ったところでレース再開となった。
ここから3台によるトップ争いが本格的に始まったのだが、その中で速さをみせたのが310号車の坪井翔。残り55分のところで884号車(石川京侍)を抜くと、ST-5クラスとの混走でうまく隙をついて13号車(松井孝允)もパス。一気にトップに浮上した。
このまま坪井がリードを広げるのかと思われたが、松井も負けじと食らいつきチャンスを伺った。2台とも接近戦の状態が続いたが順位を入れ替えるまでには至らず、坪井が最後まで粘り強くトップを守り抜き、91周を走破してST-4クラス開幕2連勝を飾った。13号車は1.8秒届かず2位でフィニッシュ。3位は884号車となった。
一方、ST-5クラスもスタート直後から各車で戦略が分かれる展開となったが、ポールポジションからスタートした#88 村上モータースMAZDAロードスターがトップを快走。このまま優勝かと思われたが、終盤になって#4 THE BRIDE FITが怒涛の追い上げをみせ、ゴールまで残り10分のところで逆転。4号車が今季初優勝を飾った。2位には88号車、3位には#69 J’S RACING☆FITが入った。
Be part of Motorsport community
Join the conversationShare Or Save This Story
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
Top Comments