99号車GT-Rの星野一樹「自分たちのペースに徹したのがポイント」

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99号車GT-Rの星野一樹「自分たちのペースに徹したのがポイント」
執筆: 吉田知弘
2018/06/04 11:07

富士24時間レースを制した#99 Y’s distraction GTNET GT-Rの星野一樹は、自分たちのペースを貫いたことが総合優勝につながったと語った。

 富士スピードウェイで開催されたスーパー耐久第3戦。国内では10年ぶりとなる24時間レースを制した#99 Y’s distraction GTNET GT-Rの星野一樹は、スタートから周りに惑わされずに自分たちのペースを貫けたのが大きかったと、レースを振り返った。

 2番手からスタートした#99 Y’s distraction GTNET GT-R。序盤からポジションをキープする堅実な走りをみせ、スタートから5時間30分を経過したところでフルコースイエローのタイミングでうまくピットストップを済ませてトップに浮上。その後、一時は3番手まで落ちるものの、残り4時間30分のところで再びトップに立った。

 レース後半から終盤にかけてアクシデントやトラブルで脱落していくライバルたちを尻目に、最後までミスやトラブルのないレース運びを見せ759周でフィニッシュ。シーズン最長となる24時間レースを制した。

 チームのエースである星野一樹は満面の笑みで「本当に嬉しいです」と開口一番。この24時間レースにはチーム全員が並々ならぬ思いで臨んできていたと語った。

「シーズンが始まる前からここ(富士24時間)で勝ちたいとみんなで言っていたし、現地に入ってからも、意見の食い違いとか作戦面とか(考えの違い)で、喧嘩みたいになっちゃったこともありました。でも、みんな“勝ちたい”と強く思っているからこそ、言い合うこともありました」

 そんな中でスタートした24時間レース。一見するとノーミス、ノートラブルの99号車だったが、トラブルを抱えながら騙し騙しの走行を続けていたという。

「実はスタートスティントからトラブルがちょっと出始めていて、途中で1回消えたんですけど、僕の2回目のスティントでもトラブルが出て、いつ(深刻な症状が)出てもおかしくない状況の中、みんなで保たせながら走っていました」

「その中でも今回は浜野(彰彦)さんも本当に速かったし、(藤波)清斗も24時間のうち半分くらい乗ってくれました。プラチナドライバーの規定で僕らは40%しか乗れない中で、清斗の役割は重要でした。本当に素晴らしかったと思います」

「あと、ご飯を作ってくれた人から、裏方でサポートしてくれた人まで、(チームに関わる)全員で24時間を戦って勝てたということが何より嬉しいです」

 最終的には2位以下に5周差をつけて優勝した99号車。前半は#3 ENDLESS GT-Rと緊迫したトップ争いを繰り広げ、夜が明けた後半は#83 Phoenix Racing Asia R8に一時先行を許す展開となった。

 その中で勝敗を分けたキーポイントについて、星野はこのように語った。 

「僕らは“イケイケ”の状態で最初からいかなかったところですね。本当に一番最初のスタートスティントから抑えて行こう、自分たちのペースで行こうと決めていたので、序盤は2位になっても3位になっても夜が明けるまではノートラブルでコンスタントにいって、そこから順位を考えようとみんなで言っていました。最初はエンドレス(3号車)が逃げたけど、それも全然気にせず追いかけなかったので、スタートから自分たちのペースを崩さずに行けたのがポイントだったと思います」

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この記事について

シリーズ スーパー耐久
イベント 第3戦富士SUPER TEC 24時間レース
サブイベント 決勝(日曜日)
ロケーション 富士スピードウェイ
執筆者 吉田知弘
記事タイプ 速報ニュース