石浦宏明「難しいけど楽しい富士24時間。今後も続いて行ってほしい」

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石浦宏明「難しいけど楽しい富士24時間。今後も続いて行ってほしい」
執筆: 吉田知弘
2018/06/13 10:23

2018スーパー耐久第3戦にスポット参戦した石浦宏明が、50年ぶりの開催となった富士24時間レースの感想を語った。

 6月2日、3日に富士スピードウェイで行われたピレリ スーパー耐久シリーズ第3戦”富士SUPER TEC24時間レース”に参戦した石浦宏明が、レース全体を振り返り、新しく始まった富士24時間レースが今後も続いてほしいと語った。

 石浦は平手晃平とともに#62 DENSO Le Beausset RC350に助っ人として加入し、嵯峨宏紀、山下健太、宮田莉朋とともに24時間レースに挑戦した。全員がスーパーGTドライバーという、実に豪華なラインアップとして、注目を集めた。

 ST-3クラスは#68 埼玉トヨペットGreenBrave GR SPORT マークXと#62 DENSO Le Beausset RC350の一騎打ちとなり、ピットストップのたびにトップが交代する展開。しかしレース途中のセーフティカー等の導入タイミングが不利に働き、#62 DENSO Le Beausset RC350は最終的には2周差のクラス2位でチェッカーを受けた。

「内容としては悔しい結果に終わりましたが、レース全体としてすごく楽しめたし、観ているお客さんたちが、すごく楽しそうにしているのをパドックだけじゃなく、走っている時も(スタンドやコースサイドの様子が)見えました。十勝でやっていた時は、参加する人のための24時間レースだったのが、このレース(富士24時間)はニュルみたいにお客さんと一体になって楽しむ24時間レースだったと思うので、すごくよかったと思います」

 石浦は富士で50年ぶりに開催された24時間レースについてそう語り、復活初年度にもかかわらず多くのファンが来場し、盛り上がっている様子に感心していた。

「初年度でこれだけのお客さんが来てくれたことに驚いています。観戦スタイルも今までと違って、常にレースを観ていなくても、ここにいるだけで”お祭り気分で楽しい”というのを見ることができました。今回来ていない方も、発信された情報できっと来てくれるでしょうし、毎年やればきっとこれが文化になっていってくれると思います」

「富士スピードウェイが観戦スタイルを提案していたのが良かったんだろうなと思いました。キャンプファイヤーとか花火とか、オリヅル(場内レストラン)のオールナイト営業とか……色んな試みが全て合わさって、100点以上のものができたんじゃないかなと思います。僕もいちレースファンとして『こういうレースだったら観に行きたい!』と思えるレースでした」

「特に走っていて驚いたのが、コース後半のキャンプエリアのあたりです。夜明けとともに人がどんどん起きてくるのが分かりました。夜中はカメラマンしかいなかったんですけど、明るくなり始めてから突然人が増え始めて、そんな景色を見て“凄いな”と思いましたし、なんだかニュルみたいだなと思いました」

 自らのスティントで周回を重ねながら、ニュルブルクリンク24時間レースの雰囲気を思い出したと言う石浦。しかし、富士スピードウェイは場内施設もしっかりしており、特にここ数年はトイレをはじめ各設備を大幅に改修・改良している。そういった“至れり尽せり”なところが、富士24時間の強みだと語った。

「観戦する人にもレースをする人にとっても、場内設備が素晴らしいというところですね。お客さんにとっても、キャンプのテントが用意されていたり、トイレの数も(ニュルと比べると)圧倒的に多いです。そういう意味では、日本ならではの”至れり尽くせり”だなと思いました」

 こうして、自らがレースに参戦しながらも、その雰囲気を楽しんだ石浦は、”レースの楽しさ”を改めて感じ、初心に戻ることができたという。

「やっぱり24時間レースは改めて“難しいな”というのと“楽しいな”というのを感じることができました。普段はプレッシャーとか色々なものと戦っていて、楽しいだけじゃ済まされない苦しさとも戦っていますが、今回は久しぶりに”楽しい!”と思えるレースができて、初心に戻ったような気分でした。来年も是非出たいですね。非常に楽しかったです」

「これからも、毎年(富士24時間レースが)続いてくれればいいなと思いますし、その1回目に出られたので『ずっと出続けている選手』みたいになれればいいなと思いますね」

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この記事について

シリーズ スーパー耐久
イベント 第3戦富士SUPER TEC 24時間レース
サブイベント 決勝(日曜日)
ロケーション 富士スピードウェイ
執筆者 吉田知弘