24号車GT-Rの藤井誠暢「プロジェクトの強さを形にできて嬉しい」

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24号車GT-Rの藤井誠暢「プロジェクトの強さを形にできて嬉しい」
執筆: 吉田知弘
2018/11/05 9:28

2018スーパー耐久第6戦岡山。ST-Xクラスで今季2勝目を挙げた#24 スリーボンド日産自動車大学校GT-Rの藤井誠暢は、チームにとって節目となるレースを勝利できたことが嬉しいと語った。

 岡山国際サーキットで行われた2018ピレリ スーパー耐久シリーズ第6戦の決勝。これでS耐参戦はひと区切りとなる#24 スリーボンド日産自動車大学校GT-Rが今季2勝目を挙げ、有終の美を飾った。

 予選ではアウディ、ランボルギーニ勢に先行され4番手からのスタートとなった24号車。コース特性を踏まえるとライバルの方が有利な状況で、さすがにGT-R勢の勝機は薄いかと思われた。しかし24号車のクルーである藤井誠暢は、第1スティントを走っている段階から逆転できる手応えを掴んでいたという。

「岡山はアウディをはじめミッドシップのマシンが速さをみせていて、GT-R勢は苦戦していました。『今回は優勝は厳しいかな』と思っていました。でも、いざスタートしてみたら決勝のセットアップは結構良くて、ランボルギーニやアウディ勢に大きく離されることなくついていけました」

「タイヤを労わり、燃費を意識した走りができれば、第2・第3スティントで前に出られるチャンスはあるなと思っていました」

 レース前半は膠着状態が続いたが、開始1時間10分というところで各車が1回目のピットストップを済ませると順位は逆転。そこからは完全に24号車のペースだった。

「1回目のピットストップは向こうが先に入って、翌周に僕たちが入ってピット作業もこっちが早かったので、トップに立てました。その後は順調にいきましたが、想定していない展開だったので、すごく良かったです」

 #24 スリーボンド日産自動車大学校GT-Rは、KONDO RACINGと日産自動車大学校との共同プロジェクトとして2012年にスーパー耐久への参戦を開始。授業の一環として、学生たちがメカニックやホスピタリティのサポートをしている。現在ではシリーズ全体でプロジェクトも定着し、STO(スーパー耐久機構)の運営補助スタッフも学生たちが担うようになっている。

 参戦当初はスポット参戦という形だったが、2012年の第4戦岡山で初優勝し、2015年には6戦中4勝を挙げる活躍で初のシリーズチャンピオンを獲得。今季はすでに#99 Y’s distraction GTNET GT-Rがチャンピオンを決めているが、チームとしてはひと区切りとなるこの最終戦岡山で見事な走りをみせた。

 このプロジェクト発足からドライバーを務めてきた藤井。実はこの最終戦での勝利が、プロジェクト通算10勝目とのこと。7シーズンで合計38戦出走していたことを考えると、その勝率は約26%になるという。そして、このプロジェクトでの節目となる瞬間は全て岡山でのレースだったと語った。

「2012年に岡山で初優勝して、2015年に岡山でチャンピオンを獲得。そして最後の節目となる2018年の岡山ラウンドでも優勝して終わることができました。チャンピオンは獲得できませんでしたが、ランキング2位で終わることができました。このプロジェクトの強さを形にできて、本当に良かったです」

 なお、KONDO RACINGと日産自動車大学校のプロジェクトは来季からスーパーGT300クラス参戦することがすでに発表されている。新天地での活躍にも、期待がかかる。

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この記事について

シリーズ スーパー耐久
イベント 第6戦 岡山
サブイベント 日曜 決勝日
ドライバー 藤井 誠暢
執筆者 吉田知弘
記事タイプ 速報ニュース