【S耐】”王者”藤井誠暢、開幕戦は「ものすごいプレッシャーだった」

スーパー耐久開幕戦もてぎでST-Xクラス優勝を果たした藤井誠暢は、チャンピオンとしてのプレッシャーの中で掴んだ勝利が自信になったと語った。

 ツインリンクもてぎで行われた2017スーパー耐久シリーズ第1戦。ST-Xクラスで開幕戦で勝利を手にしたのは#1スリーボンド日産自動車大学校GT-R(内田優大/藤井誠暢/平峰一貴)だった。王者として開幕戦に臨んだ藤井は、チャンピオンとしてのプレッシャーの中で掴んだ勝利が、大きな自信になったと語った。

 予選では#8 ARN Ferrari 488 GT3(永井宏明/佐々木孝太)がポールポジション、#3ENDLESS・ADVAN・GT-R(山内英輝/YUKE TANIGUCHI/元嶋佑弥)がフロントローに並び、#1スリーボンド GT-Rは3番手からのスタートとなったが、序盤から主導権を握るべく、藤井がスタートから仕掛けていきトップに浮上。山内が駆る#3 ENDLESS GT-Rも2番手に続き、昨年同様にGT-R同士の一騎打ちとなっていった。

 序盤から緊迫した接近戦となったレースだが、トップを快走し主導権を握りはじめていた#1スリーボンドGT-Rは、中盤スティントを担当した内田が好ペースで周回。#3 ENDLESS GT-Rに20秒のリードを築くと、アンカーで登場した平峰が、それをしっかり守りきり勝利を掴みとった。

 レースを終えた藤井は、レースの主導権を握るため、スタートに勝負をかけていたという。

「間違いなく3号車と一騎打ちになると思って、正直スタートは狙っていました。前に出て逃げようと思っていて、それが狙い通りに行きました。そこで流れを呼び寄せられたと思います」

「正直この開幕戦を迎えるのに、ものすごいプレッシャーがありました。今までは勝ちたいという思いでやっていましたが、昨年チャンピオンをとって、結果を出すのが良い意味で当たり前になってきています。苦しかったけど、勝てたのでまた大きな自信になりました」と、チャンピオンとしてのプレッシャーの中で勝ち取った勝利に、安堵の表情をみせていた。

 中盤のスティントで20秒のリードを築く快進撃を見せた内田は、「昨年チャンピオンをとったことで、初戦からすごくプレッシャーがあったんですけど、本当に一つ一つミスなく、ペナルティを受けないようにしていきました。とにかく、コンマ1秒でも縮められるようにみんなで頑張りました。何とか優勝に貢献できたので、本当に良かったです」と、満面の笑み。

 また自身のスティント前には、近藤真彦監督からもリラックスして臨むようにとアドバイスを受けていたとのこと。

「近藤監督からはリラックスして、気負わずに、それでも前は少しでも追っていけるようにとアドバイスをいただいて、力強かったです。3号車は本当に強いので、一つでも取りこぼしをしてしまうとタイトル争いが終わってしまう可能性があるので、ミスなく次もやっていきたいと思います」と、次戦以降に向けての意気込みも語ってくれた。

 そして、アンカーを務めた平峰は、自身の最終スティントをこのように振り返った。

「いかにクルマを良い状態でチェッカーまで運ぶかというのが僕の仕事でした。やはり後ろとのギャップが狭ければ狭いほど、僕らもマネージメントをしつつプッシュもしなきゃいけないところもあるのですが、クルマを大切にゴールまで運ぶことが一番大きかったので、それを確実に行えるギャップを作ってくれた、内田選手や藤井選手には感謝しています。また次のSUGOでも僕たちの強さを発揮していきたいと思います」とコメント。

 今年も幸先の良いスタートを切った#1スリーボンドGT-Rだが、まだまだシーズンは始まったばかり。2年連続チャンピオンに向け次回以降も最高の結果を出すべく、3人とも今日の勝利を喜びつつも、気を引き締めていた。

取材・執筆/吉田知弘

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この記事について
シリーズ スーパー耐久
イベント名 第1戦もてぎ
サブイベント 日曜日 グループ1決勝
サーキット ツインリンクもてぎ
記事タイプ 速報ニュース