スーパー耐久開幕戦は天候不良のために4時間で打ち切り。777号車D’stationが優勝を飾る
2021スーパー耐久シリーズ開幕戦がツインリンクもてぎで行なわれ、777号車D’station Vantage GT3がST-Xクラスの優勝を飾った。
写真:: Jun Goto
スーパー耐久シリーズ開幕戦は、3月21日にツインリンクもてぎにおいて5時間レースとしてスタートしたが、雨の量が増えたため2回セーフティカーが出動した後、3時間25分経過時点で赤旗が掲出され中断。16時の時点でレースは終了となった。トップのST-Xクラスは、フロントロウスタートの777号車D’station Vantage GT3(星野敏/藤井誠暢/近藤翼)が優勝した。
開幕戦には9つのクラスに51台がエントリー。20日にドライ路面で行なわれた公式予選では、16号車PC Okazaki 911 GT3R(永井宏明/上村優太/中山雄一)がポールポジションを獲得し、777号車アストンマーチンが2番手、290号車Floral UEMATSU FG 720S GT3(植松忠雄/澤圭太/川端伸太朗/井出有治)が3番手となった。
21日は未明から雨が降り出し、コースは完全なウェットコンディション。このため決勝の前に15分間のウォームアップ走行が実施され、決勝スタートは当初の予定から15分後の12時ちょうどとされた。セーフティカー(SC)先導により5時間の決勝がスタート。3周が完了した時点でSCが隊列から離れてバトルが始まった。ST-Xクラスは多くのチームでジェントルマンドライバーがスタートを担当する中、予選5番手の31号車LEXUS RCF GT3(永井秀貴/嵯峨宏紀/小高一斗)は小高、予選6番手の81号車DAISHIN GT3 GT-R(大八木信行/青木孝行/藤波清斗/大八木龍一郎)は青木とプロドライバーがスタートを担当し、8周目には81号車GT-R、31号車RC Fがトップと2番手に浮上しレースを引っ張った。雨脚が強くなったり弱くなったりする難しいコンディションが続いたが、最初のピットイン後にトップ2台の車両がジェントルマンドライバーに交代すると、43周目には290号車マクラーレンがトップを奪った。
レースが2時間を過ぎた頃、雨脚が強くなりスピンをする車両が複数台あり、SCが出動。ここで290号車マクラーレンがピットインすると777号車アストンマーチンがトップに立った。レースは14時17分にリスタート。その後は777号車アストンマーティンの藤井が2番手290号車マクラーレンとの距離を40秒差まで広げ走行した。
14時45分にまた雨量が増えたために2度目のSC出動となったが、45分を経過した時点で、天候の回復が見込めないとして赤旗が掲出されレースは一時中断。そして16時の時点でレースは終了となった。「セッティングが決まってウェット路面ですごく速かったです。あのまま最後までレースが行なわれたとしても普通に勝てたと思います。クルマにトラブルもなく、チームも高いレベルで仕事をして、ドライバーもいいペースで走れました」と藤井は開幕戦での優勝にホッと一息をついた。
15台と参加台数が最も多かったST-Zクラスは22号車WAIMARAMA EBI Cayman GT4(KIZUNA/千代勝正/山野直也/大草りき)、ST-TCRクラスは75号車おとぎの国CIVIC TCR(芳賀邦行/蘇武善和/霜野誠友/谷岡力)、ST-1クラスは2号車シンティアムアップル KTM(飯田太陽/加藤寛規/高橋一穂)、ST-2クラスは225号車KTMS GR YARIS(野中誠太/平良響/翁長美希)、ST-3クラスは244号車QUEEN EYES 34Z(田中徹/田中哲也/三宅敦詞)、ST-4クラスは884号車林テレンプSHADERACING 86(国本雄資/石川京侍/清水英志郎)、ST-5クラスは66号車odula TONE MOTULロードスター(武地孝幸/太田達也/大野尊久/猪股京介)がそれぞれ優勝した(ST-Qクラスは賞典外)。
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