スーパー耐久第5戦鈴鹿:SC/FCYゼロ! 777号車D'stationが今季2勝目でタイトル決定

スーパー耐久の第5戦が鈴鹿サーキットで行なわれ、777号車D’station Vantage GT3が総合優勝。今季2勝目を挙げると同時に、今シーズンのチャンピオン獲得を決めた。

スーパー耐久第5戦鈴鹿:SC/FCYゼロ! 777号車D'stationが今季2勝目でタイトル決定

 スーパー耐久シリーズ第5戦は、9月18〜19日に鈴鹿サーキットにおいて5時間レースとして開催された。3番グリッドスタートの777号車 D’station Vantage GT3(星野敏/藤井誠暢/近藤翼)が2周目までにトップに立ち、中盤は一旦2番手に順位を落としたものの、81周目には再びトップとなった。その後は逃げ切って開幕戦もてぎ以来の2勝目を挙げ、今年のチャンピオンを確定した。

 気温30℃という残暑の中、11時34分にスタートした5時間耐久レースには、9つのクラスに46台が参戦した。

 3番グリッドスタートの777号車アストンマーチンの藤井が、1周目に2番グリッドスタートの16号車ポルシェセンター岡崎 911GT3R(永井宏明/上村優太/中山雄一)の永井を、2周目にはポールシッターの290号車Floral UEMATSU FG 720S GT3(植松忠雄/澤圭太/川端伸太朗/井出有治)の澤をかわしてトップに立つと、独走態勢に持ち込んだ。

 また5番手スタートの81号車 DAISHIN GT3 GT-R(大八木信行/青木孝行/藤波清斗/大八木龍一郎)の青木も、6周目には2番手へ順位を上げトップを追った。

 35周で777号車アストンマーチンと、12秒差の2番手を走る81号車GT-Rがピットイン。それぞれ近藤、藤波にドライバー交代を済ませた。ここから藤波の追い上げが始まり、58周目にはついにトップが交代。また777号車には接触行為のためにドライブスルーのペナルティが科され、2台の差は34秒まで広がってしまった。

 71周で81号車GT-Rがピットインして再び青木がコースへ。翌72周には777号車アストンマーチンがピットインして星野がコースへ出た。2台の差が50秒近くにまで広がった80周目、バックストレートで2台のバックマーカーを抜こうとした青木はそのうち1台と接触。右リヤのサスペンションを壊して緊急ピットインし、優勝争いから脱落してしまった。

 これでトップに返り咲いた777号車アストンマーチンは、103周で最後のピットストップを行なって再び近藤へバトンタッチ。しかしここに16号車ポルシェの上村が迫っていた。2台はテール・トゥ・ノーズのバトルを演じたが、徐々に近藤がリードを広げていった。

 終盤の132周で16号車ポルシェは燃料のスプラッシュ補給のためにピットイン。これで777号車アストンマーチンは楽になり、大量45秒のリードを築き137周でトップチェッカー。開幕戦以来となる今季2勝目を挙げ、2021シーズンのチャンピオンを確定した。

 2位は16号車ポルシェ、3位は終盤132周目に290号車マクラーレンをかわした31号車LEXUS RCF GT3(永井秀貴/嵯峨宏紀/小高一斗)だった。いくつかのアクシデントやマシントラブルなどはあったが、セーフティカーやFCY(フルコースイエロー)は一度も出されないという極めて稀なレースだった。

 ST-Zクラス(11台)は47号車D’station Vantage GT4(星野辰也/織戸学/篠原拓朗/浜健二)がオートポリスに続き連勝。ST-TCRクラス(2台)は97号車Racer Honda カーズ桶川 CIVIC(遠藤光博/中野信治/小出峻)が3連勝し、2位の75号車おとぎの国CIVIC TCR(芳賀邦行/蘇武善和/霜野誠友/和田慎吾)がタイトルを獲得した。

 ST-1クラス(3台)は2号車シンティアム アップル KTM(飯田太陽/高橋一穂/加藤寛規/吉本大樹)が3連勝でクラスチャンピオンを確定。ST-2クラス(5台)は59号車DAMD MOTUL ED WRX STI(大澤学/後藤比等至/石坂瑞基)が今季初優勝で、2位フィニッシュの7号車新菱オート☆VARIS☆DXL☆エボ10(藤井芳樹/成澤正人/安斎景介/今井慎吾)がタイトルを確定した。ST-3クラス(6台)は39号車エアバスター Winmax RC350 TWS(冨林勇佑/大島和也/石井宏尚)が終盤に逆転して連勝を果たし、チャンピオンを確定した。

 ST-4クラス(2台)は310号車GRGarage 水戸インター GR86(坪井翔/細川慎也/堀尾風允)が連勝、ST-5クラス(10台)は66号車odula TONE MOTULロードスター(武地孝幸/太田達也/大野尊久/猪股京介)が開幕戦以来の2勝目を飾った。

 なお、水素エンジンで注目を集めたST-Qクラスの32号車ORC ROOKIE Corolla H2 concept(井口卓人/佐々木雅弘/MORIZO/松井孝允)は、11回のピットインして給水素を行ない、90周で完走を果たした。

 

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