ハンコック、タイヤ工場火災によりスーパー耐久へのタイヤ供給不能に。富士24時間からブリヂストンタイヤ使用……STO「シーズン中止も覚悟する状況にあった」

スーパー耐久は、ハンコックのタイヤ工場が大規模火災を受けたことによりタイヤ供給を受けることが不可能となったため、今季第2戦富士24時間からブリヂストンタイヤを使うことを決めた。一時はシーズンの開催中止も検討しなければならない事態に陥ったという。

Hankook Tyre, 3 AMG 松永建設 TKRI

 スーパー耐久は、現在同シリーズの公式タイヤサプライヤーを務めているハンコックの工場が火災により大きな被害を受けたことにより、今シーズン第2戦として予定されている富士24時間レースから、ブリヂストンタイヤを使うことを決定した。

 スーパー耐久は現在、ハンコックと公式タイヤサプライヤー契約を結んでいる。しかし韓国のハンコックタイヤ大田工場で、3月12日に大規模火災が発生。スーパー耐久で使うタイヤは、数戦分を日本国内に在庫しているのが常ではあるものの、今季からスペックを変更したことにより在庫が少ない状況にあった上、ハンコックがタイヤ供給を再開するまでには、最低でも1年半以上かかることが判明したことで、危機的な状況に陥ったという。

 一時は、次戦富士24時間のみならず、2023年のシーズン全体を中止せざる得ない可能性もあったというスーパー耐久。しかし2024年からの公式タイヤサプライヤーに決定しているブリヂストンから、時期を早めて供給を受けられることが決まったため、レースやシーズンを予定通り実施できることになったという。

 ブリヂストンタイヤの使用が開始されるのは、5月26〜28日にかけて行なわれる富士24時間レースから。ただこのレースでは通常よりも多くのタイヤを使用するため、ドライタイヤはブリヂストン製となるものの、ウエットタイヤはハンコック製になるという。また、ST-4とST-5の各クラスでは、スリックタイヤの供給が可能となるまで、ブリヂストンの市販ラジアルタイヤ”POTENZA”を使う。また富士24時間に向けた公式テストは実施時間を一部短縮。ST-X〜ST-3クラスはハンコック製のドライタイヤを、ST-4とST-5クラスはブリヂストンのPOTENZAを履いて走行するという。

 なお7月の第3戦SUGOからは、2024年シーズンを待たずにブリヂストンが公式タイヤサプライヤーとなる。

 この発表に際し、スーパー耐久機構の桑山晴美事務局長は、次のようにコメントを寄せた。

「第2戦”富士24時間大会”も含む耐久レースの使用タイヤを、ご予定のない中で急にご供給いただくことは常識的に考えても非常に困難な状況にありました。一時は”富士24時間大会”、2023年シーズン中止等を覚悟せねばならない状況にありましたが、そのような状況下で多くの方々のお力をいただき、株式会社ブリヂストン様が検討に検討を重ねてくださり、奇跡的に2023年シーズンを引き続き開催させていただけることとなりました」

「またこの間、チームの皆様、パートナー企業様のご理解にも励まされてまいりました。感謝の念に堪えません。これまで約2年間、シリーズを支えてくださったハンコック様にも心よりお礼を申し上げると共に、一日も早い復旧をお祈り申し上げます」

 
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