GT-R対決を制し、Y’s Distraction GTNETが優勝/S耐久開幕戦

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GT-R対決を制し、Y’s Distraction GTNETが優勝/S耐久開幕戦
執筆: 吉田知弘
2018/04/01 10:40

2018年のスーパー耐久開幕戦決勝。ST-XクラスはY’s Distraction GTNET GT-Rが優勝を飾った。

 鈴鹿サーキットで開幕戦を迎えた2018ピレリ・スーパー耐久シリーズ。最高峰ST-Xクラスは日産GT-R勢のトップ争いとなり、3番手からスタートした#99 Y’s distraction GTNET GT-R(浜野彰彦/星野一樹/藤波清斗)が優勝。昨年に続き鈴鹿ラウンド2連覇を果たした。

 今シーズンは全車がピレリタイヤに変わったほか、開幕戦の舞台は鈴鹿に変更、さらに昨年より長い5時間レースに設定された。

スーパー耐久 第1戦スタートシーン
スーパー耐久 第1戦スタートシーン

Photo by: Tomohiro Yoshita

 決勝は12時15分にスタート。ポールポジションの#24 スリーボンド日産自動車大学校GT-Rがホールショットを奪ったが、1周目のシケイン手前でST-TCRクラスのポールシッターである#19 BRP★Audi Mie RS3 LMSがサスペンショントラブルでストップ。今年から新導入されたフルコースイエロー(FCY)が出動し、コース全域で各車が時速50kmまで減速した。結局このレースではコース脇にマシンを止めたマシンの回収処理のため、5時間で計6回のFCYが導入された。

 FCYが解除されると、#24 スリーボンド日産自動車大学校GT-Rの藤井誠暢が着実にリードを広げていくが、2番手の#3 ENDLESS GT-R、3番手の#99 Y’s distraction GTNET GT-RとGT-R勢が先行する。

 開始1時間を過ぎ、最初のピットストップで#3 ENDLESS GT-Rに浮上するが、62周目にエキゾースト付近から炎が上がり緊急ピットイン。どうやらタイヤカスがエキゾースト付近に詰まり出火の原因になった模様。すぐにコース復帰を果たすが、直後に他クラスのマシンと接触し、サスペンションにダメージを受けたことで、優勝争いから完全に脱落してしまった。

 トップの#24 スリーボンド日産自動車大学校GT-Rは着実に周回を重ね、2番手の#99 Y’s distraction GTNET GT-Rに対し16秒のリードを築いていたが、74周目に導入されたFCYのタイミングに#99 Y’s distraction GTNET GT-Rがルーティーンのピットインを敢行。これで大きなアドバンテージを得ることになり#24 スリーボンド日産自動車大学校GT-Rを逆転する。

 レース後半は、#99 Y’s distraction GTNET GT-Rが浜野彰彦、#24 スリーボンド日産自動車大学校GT-Rは内田優大とAドライバー同士の対決に。このマシンでの経験が豊富な内田が、当初は15秒あった差を縮めていき、88周目には1秒後方に接近。シケインで並びかけるが勢い余ってオーバーランしてしまう。

 それでも内田は諦めずプッシュを開始。再び浜野の後方につけるが、96周目のヘアピンで追突してしまい浜野が乗る#99 Y’s distraction GTNET GT-Rがスピンを喫した。これで順位が入れ替わる。しかし、#24 スリーボンド日産自動車大学校GT-Rに対しては危険なドライブ行為としてドライブスルーペナルティが課せられピットイン。残り1時間のところで#99 Y’s distraction GTNET GT-Rが再びトップに浮上する。

 最後は藤波清斗がミスのない安定した走りを見せ、最終的に14.2秒の差をつけてトップチェッカーを受けた。2位には#24 スリーボンド日産自動車大学校GT-R(内田優大/藤井誠暢/平峰一貴)、3位には#777 D’station Porsche(星野敏/荒聖治/近藤翼)が続いた。

 ST-TCRクラスは、アウディR3 LMS、ホンダ シビックTCR、フォクスワーゲン ゴルフTCRによる三つ巴の争いとなったが、その中でも安定した速さを見せた#97 Modulo CIVIC TCRが優勝。見事FK8型のマシンでのデビューウィンを果たした。

 ST-1クラスは#47 D’station Porsche Cup、ST-2クラスは#59 DAMD MOTUL ED WRX STI、ST-3クラスは#38 muta Racing ADVICS IS350 TWS、ST-4クラスは#86 TOM’S SPIRIT 86、ST-5クラスは#2 TEAM221ロードスターがそれぞれ優勝を飾った。

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この記事について

シリーズ スーパー耐久
イベント ピレリ スーパー耐久シリーズ2018第1戦 SUZUKA“S耐”春の陣
サブイベント 決勝日
ロケーション 鈴鹿サーキット
執筆者 吉田知弘
記事タイプ 速報ニュース