ウェイトハンデや予選方式など、2018シーズンのルールが一部改定

スーパーGTを運営するGTアソシエイションは、2018シーズンの競技規則の一部変更を発表。その内容を明らかにした。

 スーパーGTを運営するGTアソシエイションは、2018シーズンの競技規則の一部変更を発表した。

 今回の発表に先立ち、すでに各エントラント側には説明会を開催。昨年も決勝日朝のウォームアップ走行廃止など変更点が多いシーズンとなったが、今年も様々な部分が見直され、レギュレーションの変更が行われた。

【GT500クラスのウェイトハンデ制が一部変更】

 まずはGT500クラスにのみ導入されている燃料リストリクター制限。通常は前レースまでに獲得したポイントに応じてウェイトが積まれていく方式だったが、GT500クラスでは積載ウェイト増加で車両の総重量が増えることによる危険性を避けるため、累積ウェイト50kg以上から燃料流量リストリクターに制限を導入するルールに変更されている。

 今年も基本的な流れは変わらないが、燃料流量の制限数値が見直され、昨年と比べても大きく絞り込まれる形となった。特にウェイトハンデが85kgを超えた場合、流量制限は通常時の95.0kg/hから85.5kg/h(昨年比ー1.9kg/h)となった。

 シーズン中盤にはウェイトハンデが50kgを超える車両が増えてくるが、昨年にも増して制限がかかるため、レース中の特に直線などでは、ウェイトが軽いマシンに対して昨年以上に不利な展開が待ち受けていそうだ。

【予選時間の変更、GT300クラスは組分け方式も導入可能に】

 続いて、予選の方式についても一部変更される。基本的には2ラウンドのノックアウト方式で変わらないが、このうちポールポジションが決まる予選Q2はGT300クラス、GT500クラスともに10分間(昨年は12分)に変更されることになった。

 さらに、参加台数が多いGT300クラスは組分け方式を導入。これにより、開催サーキットによってはGT300クラスのみA組、B組と組分けして予選Q1を行うことができるようになるという。

 組分けの方法は前戦までのチームランキングに基づき、奇数順位がA組、偶数順位がB組に分けられ、それぞれの組の上位7台(合計14台)がQ2へ進出できるようになる。なお組分け方式が導入された際はGT300クラス、GT500クラスともにQ1は10分間で行われる。

【スタート前の隊列維持の厳格化】

 そして、決勝スタート前の2列隊列の場面についても、ルールが厳格化されることになった。これまではセーフティーカー先導のもと、1列の隊列でフォーメーションラップを行い、セーフティーカーがピットインしたタイミングで2列隊列に変更。メインストレートでのスタート合図でレースが始まっていた。

 しかし、最近では加速タイミングをずらすために各ドライバーが駆け引きを行うようになり、時には行き過ぎる場面も見られる。特に昨年の最終戦もてぎでは#23 MOTUL AUTECH GT-Rと#6 WAKO’S 4CR LC500がフォーメーションラップ最終コーナーで接触するシーンもあった。

 このような事態をなくすため、今シーズンはフォーメーションラップの後半にコースサイドで「グリッドボード(2列隊列の形成を指示するボード)」が提示されてから、スタート合図(グリーンライト点灯)が出るまでは、ポールポジションの車両を先頭に時速80~90kmで走行。その間の加減速は禁止されることになった。

 これはGT300クラスでも同様のルールが採用されるほか、今年からGT300クラスのスタート時もグリーンライト再点灯などの合図が出されることになった。

 一見は大きな変更点がないように見られるが、特にフォーメーションラップ後半の2列隊列になった後からのルール遵守という部分が厳しく見られる形となりそうだ。

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シリーズ スーパーGT
記事タイプ 速報ニュース