【スーパーGT】バトン36周走行「GT300のGT-Rを抜くのは難しい」

スーパーGTの鈴鹿公式合同テストに参加したジェンソン・バトンは、36周を走破。スーパーGTマシンのドライブについて自信を深めた。

 鈴鹿サーキットで始まったスーパーGTの公式合同テスト。前回のタイヤメーカーテストに続き、急遽参加することになった#16 MOTUL MUGEN NSX-GTのジェンソン・バトン。午後の走行では2時間以上にわたり走行を担当し、スーパーGTマシンのドライブについてさらに自信を深めた。

 6月初旬に行われたタイヤメーカーテストで、すでにGT500マシンを本格的にドライブしていたバトンだが、まだまだ走り足りないということで、当初は参加しない予定だった公式合同テストにも登場。また前回は真っ白のレーシングスーツだったが、今回はTEAM無限用のスーツも間に合い、改めてチームメイトの武藤英紀、中嶋大祐とともに笑顔でフォトセッションに臨んでいた。

 午前中は生憎のウエットコンディションとなり、走行は控えていたが、午後になって天候が回復。路面が乾き始めた14時15分すぎにマシンに乗り込み、走行を開始した。

 最初は7周のまとまった走行を行い、そこからは2〜3周でピットに入ってタイヤやセッティング変更をしてまたコースインするというメニューをこなしていた。

 クラス毎の専有走行前にピットに入り、これで彼の今日の走行は終わりかと思われたが、最後10分の専有走行も担当。そこで1分49秒283を記録。最初のタイヤメーカーテストで記録していた自己ベスト(1分49秒706)を更新し、この日の総合10番手に入った。

#16 MOTUL MUGEN NSX-GT(ジェンソン・バトン/Jenson Button)
#16 MOTUL MUGEN NSX-GT(ジェンソン・バトン/Jenson Button)

Photo by: Shigenobu Yoshida

 この日、合計で5時間あったセッションで#16 MOTUL MUGEN NSX-GTは70周を走破したが、その半分以上にあたる36周はバトンが走行したもの。本人もしっかり走り込めたという印象が強かった様子だ。またスーパーGTでのドライビングに対しても自信を深められたという。

「午前は雨だったけど、午後はドライになって、ずっとクルマに乗り続けることができた。前回は少し乗っては休んでという形だったからクルマに慣れるのに時間がかかった。でも、今日はたくさん乗れて良いフィーリングも得られることができたし、自信にも繋がったよ」

「ポジティブな1日だったけど、まだまだやらなければいけないこと、改善しなければいけないことがたくさんある。しかし、今日1日だけで確実に進歩できたと思う」

 今回は実際のレースとほぼ同じ40台が参加。本番同様にGT300との混走している状態でのテスト走行である。前回のタイヤメーカーテストでは17台のみの参加だったため、混走になる機会が少なく、バトンはそれを経験するために今回の公式合同テストにもやってきた。

 より実際のレースに近い環境になったことで、やはり気づいた点もあったようだ。

「自分が予想していたほどトラフィックに関して悪く感じることはなかった。40台以上がエントリーしているとはいえ、ピットインしているクルマもあるから、実際のレースでのトラフィックとは違う部分があっただろうね」

「いくつかの車両は追い抜くのが簡単だったけども、抜くのが難しい車両もあった。例えばGT300のニッサンGT-Rだね。ストレートスピードが速くて、そこで追い抜くのがとても難しいことに驚いた。また彼らにはABSもついているから、ブレーキングポイントも非常に奥になる。最初の予想とは違ってオーバーテイクが難しいなと感じたよ」

「リスクを背負って抜いていかなければいけない部分もあるけど、すごくエキサイティングだ」

「いずれにしても、まだまだ僕には練習が必要だし、もっと改善しなければいければいけないと思っているよ」

取材・執筆/吉田知弘

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この記事について
シリーズ スーパーGT
イベント名 鈴鹿公式テスト(6月30日〜7月1日)
サブイベント 1日目(6月30日)
サーキット 鈴鹿サーキット
ドライバー ジェンソン バトン
記事タイプ 速報ニュース