【スーパーGT】中嶋大祐、バトンの印象は「想像と違って気さく」

鈴鹿1000kmでバトンのチームメイトとなる中嶋大祐は、彼の印象について、気さくでチームの一員としての意識が強かったと語った。

 8月に開催されるスーパーGT第6戦インターナショナル鈴鹿1000kmへの参戦が発表されたジェンソン・バトン。彼は鈴鹿サーキットで6月6・7日に行われたタイヤメーカーテストにも参加した。彼のチームメイトとなる中嶋大祐(TEAM 無限)は、初めて一緒に組んで走行に臨んだバトンについての印象を語ってくれた。

 バトンの起用について、第3戦のオートポリスの頃に聞いて驚いたという中嶋。やはりF1でワールドチャンピオンを獲得したドライバーだということで最初は緊張していたそうだが、実際に話してみると想像とは違うところが多かったという。

「やっぱり世界チャンピオンだし、僕たちも緊張しながら迎えましたが、想像と違って全然気さくでした」

「タイヤのことだったりクルマのことだったり、データも積極的に見ていました。チームの一員として頑張ろうという意識が強いですし、それがすごく嬉しかったです」

 テスト1日目の走り出しは武藤英紀がドライブしていたことや、中嶋も英語が堪能ということもあり、セッション中もバトンと中嶋が話をしている機会も多くみられた。実際にバトン自身も勉強熱心で、テストに来るまでにも色々情報収集をして臨んでいたとのこと。

「ここに来るまでにもインターネットでGTの映像を探して見てくれていたりとか、リザルトもしっかりチェックしていて、『前回のオートポリスは予選良かったのに、何で決勝よくなかったの?』とか、昨年武藤選手がここ(鈴鹿)でポールポジションだったこととか、色々なことを知っているんですよ」

「それくらい真剣に考えて来てくれているんだというのが凄く嬉しかったですし、実際にF1でも色々なことをやってきて、タイヤやクルマのことでも為になるコメントが多いですし、僕たちやタイヤメーカーにとっても素晴らしい機会じゃないかなと思います」

 また、バトンはチームのために気を使って我慢してくれているところもあるとのこと。その一つとしてドライビングシートに関するエピソードを紹介してくれた。

「結構我慢してくれていると思います。本人は『全然問題ないよ』とは言ってくれていますが、身長差もあるし、彼は体格もいいので、問題ないわけがないと思います。そこはチームのために我慢するべきところはしてくれているんだと思いますし、非常にありがたいですね」

 この他に、TEAM無限のスタッフに聞いても、ワールドチャンピオンという独特の雰囲気はほとんどなく、謙虚に接してくれているところがあると、良い反応ばかり。彼の走りに対するポテンシャルだけでなく、人柄の良さも垣間見得た2日間のテストだった。

取材・執筆/吉田知弘

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この記事について
シリーズ スーパーGT
イベント名 鈴鹿タイヤメーカーテスト
記事タイプ 速報ニュース