【スーパーGT】坂東代表”ツーリングカー世界王者決定戦”実現を熱望

シェア
コメント
【スーパーGT】坂東代表”ツーリングカー世界王者決定戦”実現を熱望
執筆: 田中健一
2017/02/10 8:40

大阪オートメッセが開幕し、スーパーGTのトークショーが開催。イベントでGTAの坂東代表は、シリーズの魅力について存分に語った。

大阪オートメッセに集結したスーパーGT車両
レクサスLC500
#21 Hitotsuyama Audi R8 LMS
オートメッセに展示されている#21 Hitotsuyama Audi R8 LMSには、すでに柳田の名が描かれている
#39 DENSO KOBELCO SARD RC F
#1 MOTUL AUTECH GT-R
#46 S Road CRAFTSPORTS GT-R
2017年LMコルサ体制発表
2017 スーパーGT参戦体制発表
#39 DENSO KOBELCO SARD RC F
#21 Hitotsuyama Audi R8 LMS
#25 VivaC 86 MC
#17 KEIHIN NSX CONCEPT-GT
#61 SUBARU BRZ R&D SPORT
#8 ARTA NSX CONCEPT-GT
#7 Studie BMW M6
#19 WedsSport ADVAN RC F

 10日から始まった大阪オートメッセ。会場入り口すぐには、3メーカーのGT500マシンと#21 Hitotsuyama Audi R8 LMSが展示され、ブースも出展されるなど、年々スーパーGTとのコラボレーションが色濃くなっている。

 メインステージではスーパーGTトークショーも行われ、毎年の”恒例”通りGTアソシエイションの坂東正明代表が登場。”オフレコ”トークを披露した。

 大きくレギュレーションが変わる今季のスーパーGT。ダウンフォースを25%削減し、コーナリングスピードを落とすことが狙われてる。これについて坂東代表は次のように説明した。

「安全に速くしようというレギュレーションです。速くなかったら面白くない。でも、安全性は譲れません」

 レーシングカーは速ければ格好良く見えるようになる。そう主張する坂東会長は、”ある”マシンを例に挙げ、次のように語った。

「最初に見た時は、正直格好悪く見えた。しかし、速くて成績を残すと、格好良く見えてくる。それが、私がいつも思うことなんです」

 また、GT300クラスの魅力についても語った。

「(マザーシャシーは)自分が作りたいと思ったクルマを実現したもの。そして、作らせて走らせたら”世界一速い”集団のクルマ(VivaC 86 MC)が、昨年チャンピオンになりました」

 司会を務めたピエール北川氏が「日本人はそういうストーリーが好きですからね」と尋ねると、坂東代表は次のように答えた。

「難波節とか、そういうつもりでやったわけじゃないですけどね。でも、海外からも新たなクルマがやってくると言うし」と、新参入が噂されるマシン名を挙げ、今季のGT300クラスの魅力を主張した。

今年のGT500は”3秒速い!?”

 その後、ドライバーも加わってのトークショーに移行。残念ながら新幹線の遅れによって、Hitotsuyama Audi R8 LMSに移籍することが決まった柳田真孝は欠席となったが、久々のGT500クラス復帰となるチーム無限に加入した武藤英紀と、KeePer TOM'Sに残留した平川亮が登壇。

 開幕戦の舞台となる岡山は、路面を全面的に張り替える作業が、まさに終わったばかりだという。しかも、新レギュレーション下で作られたマシンは、ダウンフォースは減っていてもラップタイムが向上している。これらの要素が合わされば、コースレコード更新も夢ではない。

 先日までセパン(マレーシア)で行われていたテストに参加していた武藤は語る。

「テストでは良いステップを踏めたと思います」

「セパンでは2.5〜3秒くらい速くなっています。そこに岡山の新しい路面となれば、すごく速くなると思います」

 武藤はそう今季に向けての期待感を煽ると共に、次のように意気込みを語った。

「ホンダを代表するブランドである無限が、GT500に復帰します。チームのモチベーションも高いです。コンマ1秒でも速く走れるように頑張りたいと思います」

スーパーGTから世界に羽ばたく”ヒーロー”を!

 一方、トヨタが先日東京で開催した発表会には出席できなかった平川は、レッドブルの契約アスリートとなったため、レッドブルの缶を手にしての登場となった。

「僕のチーム名は一緒なんでしたっけ?」と、相変わらずなところを披露。坂東代表に「(レッドブルと契約したから、缶を)持っているだけで数千万円なんだろ?」と突っ込まれると、「契約はしましたけど、お金のことはちょっと……」と、登場したばかりにもかかわらず、たじろいでいた。

 レッドブルとの契約について平川は「心強い味方が増えました」と報告。毎年相性の良い岡山での開幕戦については、「最初のレースから速さを見せたいです」と抱負を語った。

 ただ、開幕戦後もその勢いを続ける重要性を訴えた。

「最初良くて中盤にダメだと、忘れられてしまうんで……そうならないようにしたい」

 平川はそう今季について語った。

 トークショーの最後、坂東代表は次のように挨拶した。

「今年は新しいクルマでやります。来ていただく方に、どう満足していただくか。来てよかったなと思えるレースを運営したい。そして日本の底力を見せ、ワールドチャンピオンレースが、F1ではなくツーリングカーでできないかと考えています」

「また、色々なことで認知度を上げ、スーパーGTが進化できるようにしたいと思っています。そしてヒーローを生み出し、世界に羽ばたけるドライバーを育てたい。できれば、ドライバーだけでなく、チームも一緒に世界に旅立っていけるようにしたい」

 2017年のスーパーGT開幕戦は、4月8日と9日に岡山国際サーキットで開催される。

【関連ニュース】

【スーパーGT】LMcorsaが2017年体制発表。飯田「マシンは完成した」

GTA、若手育成プログラム「FIA-F4 JAPANESE CHALLENGE」を発表

【スーパーフォーミュラ】キャシディ「いつかはル・マンに出たい」

TOYOTA GAZOO RACING 2017年モータースポーツ参戦体制発表

【スーパーGT】ホンダ2017年参戦体制発表「今年は何としても勝つ」

次の スーパーGT ニュース
【スーパーGT】LMcorsaが2017年体制発表。飯田「ポテンシャルを発揮できれば面白い」

前の記事

【スーパーGT】LMcorsaが2017年体制発表。飯田「ポテンシャルを発揮できれば面白い」

次の記事

【スーパーGT】中山雄一「山口に拠点を移す。気合いは入ってます!」

【スーパーGT】中山雄一「山口に拠点を移す。気合いは入ってます!」
Load comments

この記事について

シリーズ スーパーGT
執筆者 田中健一
記事タイプ 速報ニュース