【スーパーGT】富士決勝GT500:38号車完勝。レクサス富士4年ぶり勝利

スーパーGT第2戦、富士500kmレースの決勝が行われ、#38 ZENT CERUMO LC500がポールポジションから優勝を果たした。

 スーパーGT第2戦、富士500kmレースの決勝が行われ、#38 ZENT CERUMO LC500がポールポジションから完璧なレース運びを見せ、優勝を果たした。レクサス勢にとっては、4年ぶりにホームコースである富士で勝利を飾ったことになる。

 気温19度、路面温度29度のドライコンディションでレースがスタート。開幕戦とは打って変わって予選2番手に食い込んだ#23MOTUL AUTECH GT-R(ロニー・クインタレッリ)が、#38ZENT CERUMO LC500(立川祐路)に積極的に食らいつきトップに立とうとするが、2周目以降になるとペースが上がらず、次々と後続のレクサス勢が追い抜いていき、あっという間に4番手に後退してしまった。

 さらに後方では、直前のウォームアップでトップタイムだった#100RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴)がメインストレートで一気に#8ARTA NSX-GTと#19WedsSport ADVAN LC500を抜き7番手に浮上。その後もペースよく前を追いかけた。

 レースは10周を過ぎ、順位変動なく落ち着いた展開になったが、やはりレクサス勢のペースがよく#38ZENT CERUMO LC500、#36au TOM’S LC500、#1DENSO KOBELCO SARD LC500が5秒以内に接近した状態。こう着状態が続いたまま、1回目のピットストップが始まっていく。

 まず最初に動いたのが、#36au TOM’S LC500。33周を終えたところで今回代役参戦となる伊藤大輔が乗り込んだ。これに対し、トップの#38ZENT CERUMO LC500が翌34周終わりにピットイン。立川から石浦宏明に交替し、トップを死守する。さらに同じ周に入った#1DENSO KOBELCO SARD LC500は平手晃平に交替。こちらは#36au TOM’S LC500を逆転し2番手に浮上した。

 #23MOTUL AUTECH GT-Rは36周終わりでピットインし、4番手のまま復帰するが、やはりレクサス勢のペースが良く、#6WAKO’S 4CR LC500(アンドレア・カルダレッリ)、さらに#37Keeper TOM’S LC500(平川亮)に抜かれ、6番手に後退してしまう。

 トップの#38ZENT CERUMO LC500がリードしていく一方で、2番手争いが接近。#1DENSO KOBELCO SARD LC500の平手はGT300のマシンと接触し、右フロントのカナードを破損したことでハンドリングが悪くなり、ペースが落ちたところに#36au TOM’S LC500の伊藤と接近。伊藤は、52周目の最終コーナーでGT300との混走をうまく使ってインから狙ったが平手のマシンと接触したことで平手がスピンを喫してしまい、順位が入れ替わった。ただ、この接触で#36au TOM’S LC500にドライブスルーペナルティが出ることになり、8番手まで後退した。

 スピンからすぐに復帰した平手だが、ペースが上がらず直後にカルダレッリ(#6 WAKO'S 4CR LC500)に抜かれ、さらに平川(#37 KeePer TOM'S LC500)も接近。64周目のダンロップコーナーで先行を許し、表彰台圏内から脱落してしまう。さらに#23MOTUL AUTECH GT-Rの松田にも接近を許し、今季初優勝を目指すチャンピオンチームにとっては苦しい戦いとなってしまった。

 一方、#38ZENT CERUMO LC500は順調にリードを広げ、70周を迎えるところで11.8秒のリード。74周を終えたところで2回目のピットに入り、立川が再び乗車。48.6秒と確実な作業でピットアウトしていく。

 順位変動も少なくなったレース終盤。傷ついたマシンでなんとか走っていた#1DENSO KOBELCO SARD LC500のコバライネンが残り15周を切ったところでスピン。さらに翌周の100Rでもコースオフしてしまい、一気に7番手まで後退した。

 一時は後続に15秒近い差をつけた#38ZENT CERUMO LC500。終盤になり、#6WAKO’S 4CR LC500の大嶋に7秒差まで迫られるが、立川が最後までトップを守りきり優勝。昨年の第6戦鈴鹿以来の勝利を飾った。2位には#6WAKO’S 4CR LC500、3位には#37Keeper TOM’S LC500が入り、今回もレクサス勢が表彰台を独占。お膝元の富士スピードウェイでは、2013年以来4年ぶりの優勝となった。

 日産勢は#23 MOTUL AUTECH GT-Rが4位。2番グリッドから苦しいレースとなったが、粘りを見せレクサス勢に迫った。

 ホンダ勢最上位は#100 RAYBRIG NSX-GTで6位。前回散々な戦いに終わったホンダ勢だが、しっかりとレースを戦いきった。

取材・執筆/吉田知弘

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■スーパーGT第2戦富士500kmレース GT500クラス 決勝結果
1. #38 ZENT CERUMO LC500/110laps
2. #6 WAKO’S 4CR LC500/+4.797s
3. #37 KeePer TOM'S LC500/+25.196s
4. #23 MOTUL AUTECH GT-R/+31.792s
5. #36 au TOM’S LC500/+33.567s
6. #100 RAYBRIG NSX-GT/+35.071s
7. #1 DENSO KOBELCO SARD LC500/+51.376s
8. #17 KEIHIN NSX-GT/+55.931s
9. #8 ARTA NSX-GT/+71.115s
10. #19 WedsSport ADVAN LC500/+1laps
11. #46 S Road CRAFTSPORTS GT-R/+1laps
12. #24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R/+2laps
13. #64 Epson Modulo NSX-GT/+4laps
14. #12 カルソニック IMPUL GT-R/+9laps
15. #16 MOTUL MUGEN NSX-GT/+17laps

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この記事について
シリーズ スーパーGT
イベント名 Round2 Fuji
サーキット 富士スピードウェイ
記事タイプ 速報ニュース