【スーパーGT】岡山予選GT500:波乱生き残った8号車ARTAポール獲得

スーパーGT開幕戦岡山の予選が行われ、波乱が続出した予選でポールポジションを獲得したのは、#8 ARTA NSX-GTだった。

 2017年シーズン開幕戦岡山の予選は、大波乱の展開を見事に乗り切った#8 ARTA NSX-GTがポールポジションを獲得した。

 まずは上位8台を絞り込むQ1。通常なら開始から4~5分はタイヤ温存のためにピットで待機する流れなのだが、グリーンシグナルが点灯すると、雨を警戒してか数台のマシンがコースイン。さらにヨコハマタイヤを履く#16MOTUL MUGEN NSX-GT、#19Wedsport ADVAN LC500、#24フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-Rがコースイン。速い段階からアタックに入った。

Q1:王者1号車、まさかのQ1敗退。GTR全滅

 まずは#6 WAKO’S 4CR LC500のアンドレア・カルダレッリがいち早くタイムを記録。1分18秒558をマーク。それに続き#37 keeper TOM’S LC500(ニック・キャシディ)、#19 Wedssport ADVAN LC500(関口雄飛)が続き、早くもトップ3を独占した。

 その後、残り10分を切ってコースインしたメンバーがタイムアタックを開始。そこで速さを見せたのが#38ZENT CERUMO LC500の石浦宏明。カルダレッリが記録したタイムをわずかに更新する1分18秒521をマークしトップに浮上。これがQ1トップタイムとなり、午前の公式練習に続き、好調な走りを見せた。

 一方、後続では波乱も発生。#1DENSO KOBELCO SARD LC500(ヘイキ・コバライネン)が、あと0.1秒足りず9番手。冬のテストも好調だった昨年王者がQ1で姿と消すという波乱の展開となった。

 また巻き返しを期待されていた日産勢だが、フタを開けてみれば、全車がQ1脱落。#24フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-Rの11番手が最高位となった。

Q2:大波乱の展開。38号車のラップは幻に……

 レクサス5台、ホンダ3台で争われたQ2。GT300での赤旗中断もあり、予定より大幅に遅れた16時15分からスタートした。

 ここで、いち早くタイムを出したのは#8 ARTA NSX-GTの小林崇志で、1分20秒604を記録しトップに躍り出た。これに対し、レクサス勢も反撃を開始。タイムを更新するべくアタックを行う。中でも、#38ZENT CERUMO LC500の立川祐路が好ペースで周回していたが、その前を走っていた#36 au TOM’S LC500の中嶋一貴がマイクナイトコーナーでコースオフしクラッシュ。赤旗中断となった。

 この時、立川をはじめ、アタック中だったレクサス車両がコントロールラインを通過する前に赤旗となったため、タイムは認められず。#8 ARTA NSX-GTがトップをキープ。中断中に雨も降り始め、彼らのポールポジションの可能性がさらに大きくなり、鈴木亜久里監督をはじめ、チーム首脳陣からも笑みがこぼれていた。

 残り3分まで時間が戻されセッションが再開されるが、今度は#16 MUGEN NSX-GT(中嶋大祐)がアドウッドコーナー出口でストップ。これで残り51秒で2回目の赤旗となってしまった。

 結局、このままセッション終了となり、ARTAが2010年の鈴鹿1000km以来となるポールポジションを獲得。結果オーライという形にはなったが小林にとってはGT500初戦での嬉しいポールポジションとなった。

 2番手には#6WAKO’S 4CR LC500、3番手には#16MOTUL MUGEN NSX-GTが続いた。GT300クラスを含めて、計4度もの赤旗中断。2017シーズンはいきなり大波乱となった。

取材・執筆/吉田知弘

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スーパーGT予選 GT500クラス 予選暫定結果

1. #8 ARTA NSX-GT/1'20''604
2. #6 WAKO’S 4CR LC500/1'20''960
3. #16 MOTUL MUGEN NSX-GT/1'23''478
4. #37 KeePer TOM'S LC500/1'24''749
5. #38 ZENT CERUMO LC500/1'25''098
6. #36 au TOM’S LC500/1'26''350
7. #17 KEIHIN NSX-GT/1'26''930
8. #19 WedsSport ADVAN LC500/1'28''347

9. #1 DENSO KOBELCO SARD LC500/1'19''072
10. #100 RAYBRIG NSX-GT/1'19''089
11. #24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R/1'19''234
12. #64 Epson Modulo NSX-GT/1'19''269
13. #12 カルソニック IMPUL GT-R/1'19''315
14. #23 MOTUL AUTECH GT-R/1'19''386
15. #46 S Road CRAFTSPORTS GT-R/1'19''616

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この記事について
シリーズ スーパーGT
イベント名 Round1 Okayama
サーキット 岡山国際サーキット
記事タイプ 速報ニュース