【スーパーGT】岡山決勝GT500:荒れたレースを乗り切った37号車優勝

2017年のスーパーGT開幕戦、岡山。赤旗中断にセーフティカー3回と波乱のレースとなり、#37Keeper TOM’S LC500が優勝した。

 前日とは打って変わり、晴天に恵まれた岡山国際サーキット。昨日の予選でも波乱だったが、今日の決勝はさらに上回る荒れた展開となった。

 パレードラップでグリッドを離れる際に、#17KEIHIN NSX-GT(小暮卓史)がスタートできないハプニングが発生。最後尾通過後にスタートを切った。レースコントロールは、元のグリッドに戻るように指示し、小暮がGT300のマシンを追い抜いていったが、またストップ。結局FROに牽引されてピットに戻ることになった。それとほぼ同じタイミングで、ポールポジションの#8ARTA NSX-GT(野尻智紀)がモスSに入るところで、突然ストップしてしまった。

 まさかの事態に赤旗が出されセッション中断。すると、赤旗対応のためホームストレートで停車しようとした際に#64EPSON Modulo NSX-GT(ベルトラン・バケット)がストップ。マーシャルの手でピットに押し戻される事態となった。

 同時にNSX-GTが3台もストップするという事態に見舞われ、サーキット中は騒然。マシン回収を終え、セーフティカー先導後にレースが再開。実質トップに浮上した#6WAKO’S 4CR LC500(大嶋和也)に#37Keeper TOM’S LC500のニック・キャシディが積極的にしかけ、ヘアピンでブレーキをロックさせながらインに飛び込み追い抜きに成功し、トップに浮上した。

 6周目に#52埼玉トヨペットGreenBraveマークX MC(番場琢)がダブルヘアピン2つ目でクラッシュ。これで再びセーフティカーが導入されることになった。ちょうど同じタイミングで#100RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴)がバックストレートでストップ。一度は再始動し動き出したが、ピットまで自力で戻ることができずFROの手を借りることになった。

 原因は全て同じトラブルとみられており、レース開始から、わずか6周で4台のNSX-GTが戦線離脱という大波乱の事態。この後、#17KEIHIN NSX-GTと#64EPSON NSX-GTはマシンを修復し、コースに復帰し周回を重ねた。

 いきなりセーフティカー先導が連発する事態となったが、12周目から再スタート。#37Keeper TOM’S LC500がレースをリードし、#6WAKO’S 4CR LC500、3番手に#38ZENT CERUMO LC500が続く展開となった。

 それでも、3台は混走になると接近したり離れたりという展開。#38ZENT CERUMO LC500が2番手に上がるが、トップの#37Keeper TOM’S LC500は37周目にいち早くピットインし、平川亮が乗り込んだ。続く38周目に#38ZENT CERUMO LC500がピットインするが、同タイミングで作業した#6WAKO’S 4CR LC500が先にピットアウトを果たした。

 この間に追い上げていた#36 au TOM’S LC500(中嶋一貴に交替)も40周目にピットインすると、コースに復帰した位置は全体トップ。#37 Keeper TOM’S LC500の先行は許すものの、#6WAKO’S 4CR LC500は押さえ込み、前日の予選クラッシュから一転し優勝争いに加わったかに思われた

 しかし、勢いは#6 WAKO’S 4CR LC500のアンドレア・カルダレッリにあり、バックストレートでインに並びかけヘアピンへ。そこで一貴がブレーキをロックしてしまいコースオフ。一気に5番手まで後退してしまった。

 この勢いでカルダレッリは、トップの平川に接近し、50周を過ぎたところで両車が1秒以内に。バックストレートを中心に並びかけていくが、平川も必死に守る展開。かつてはチームメイトとして戦っていた2人が白熱のバトルを繰り広げた。

 このバトルが白熱していきそうだった55周目に、#50Ferrari 488 GT3の新田守男が2コーナー手前で大クラッシュ。セーフティカーが導入された。

 これでトップ2台を中心に全体が急接近。残り20周というところでレースが再開されるも、カルダレッリの方に勢いがあり、今度は1コーナーを中心にオーバーテイクを仕掛けていく。一瞬、GT300車両も含めて、3ワイドになりながらのバトルになったが、平川が意地でトップを守りきった。

 残り10周をきったところでGT300との混走で、少しリードを広げた#37Keeper TOM’S LC500がトップチェッカーを受けた。2番手には#6WAKO’S 4CR LC500、3番手には#1DENSO KOBELCO SARD LC500が入った。結局、4番手以下もレクサス勢が続き、デビューウィンどころかトップ6を独占。速さ・信頼性ともにライバルを圧倒する結果となった。 

 日産勢は#23MOTUL AUTECH GT-Rの7位が最高。ホンダ勢は唯一トラブルがなかった#16MOTUL MUGEN NSX-GTが9位に入った。

取材・執筆/吉田知弘

【関連ニュース】

【スーパーGT】岡山予選GT500:波乱生き残った8号車ARTAポール獲得

【スーパーGT】前年王者まさかのQ1敗退。コバライネン「自分のミス」 

【スーパーGT】痛恨のコースオフ喫した中嶋一貴「微妙な天気だった」

【スーパーGT】小林「ラッキーはあったが、みんなの頑張りあってこそ」

【スーパーGT】幻のポールも、浜島監督「我慢していれば良いことある」

スーパーGT開幕戦 岡山 GT500クラス 決勝正式結果

1. #37 KeePer TOM'S LC500/2h12'39''626
2. #6 WAKO’S 4CR LC500/+1.503s
3. #1 DENSO KOBELCO SARD LC500/+2.761s
4. #38 ZENT CERUMO LC500/+2.939s
5. #36 au TOM’S LC500/+7.607s
6. #19 WedsSport ADVAN LC500/+9.219s
7. #23 MOTUL AUTECH GT-R/+20.096s
8. #12 カルソニック IMPUL GT-R/+32.360s
9. #16 MOTUL MUGEN NSX-GT/+40.195s
10. #24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R/+51.691s
11. #17 KEIHIN NSX-GT/+8laps
12. #64 Epson Modulo NSX-GT/+24laps
--以上完走扱い--
#46 S Road CRAFTSPORTS GT-R/+48laps
#100 RAYBRIG NSX-GT/+76laps
#8 ARTA NSX-GT/スタート出来ず

コメント
コメントを書く
この記事について
シリーズ スーパーGT
イベント名 Round1 Okayama
サーキット 岡山国際サーキット
記事タイプ 速報ニュース