【スーパーGT】平手晃平、無念のリタイア「クルマは良かったのに残念」

スーパーGT第3戦オートポリスで、昨年王者の#1 DENSO KOBELCO SARD LC500はリタイアに終わった。

 オートポリスで行われたスーパーGT第3戦。GT500決勝でのハイライトとなった51周目のレクサス同士の接触であろう。これについて、リタイアを喫する形となった#1 DENSO KOBELCO SARD LC500の平手晃平が、その当時の状況を語った。

 33周終わりのピットストップでヘイキ・コバライネンからバトンを受け取った平手は、#36 au TOM’S LC500を駆る中嶋一貴との一騎打ちになる。途中から後半の上りセクションで、前を行く中嶋一貴のマシンにアンダーステアが出始めていたのを見逃さず、それをきっかけに平手は勝負を仕掛けたという。

「あの右コーナーで中嶋選手が2〜3回飛び出しそうになっていたので、アンダーステアで辛いんだろうなと思っていました。GT300に引っかかるタイミングがあったらインに入ろうと思っていて、ちょうどそんなチャンスがあの周にあって、右コーナーで飛び込み、その出口では自分が前に出ていました」

「ただ、次の切り返しの左コーナーでは以前からよく接触が起きているので、クルマ1台分まではいかないけどスペースはしっかり残して、もし中嶋選手が我慢して横に入ってきても対処できるようにはしていました。彼にスペースは残していたつもりでしたが、縁石を飛び越えて当てられました」

 中嶋のマシンと接触したことで、スピンしてしまった平手。実はマシンはうまく1回転してコース上に留まり、再スタートもできていた。ところが、不運なことに最終コーナー手前の左コーナーで、後ろからやってきたGT300の#50 INGING & Arnage Racingのフェラーリと接触。#1 DENSO KOBELCO SARD LC500は左フロントサスペンションが曲がってしまい、走行が不可能となってしまった。

「スピンした後に、ちょうど自分が進みたい方向に向きが戻ったのでシフトダウンして再スタートを切りました。その次が左コーナーで僕もミラーを見て後ろからマシンがきていないことを確認して左に切り込んでいったら、フェラーリと接触してしまいました」

「速度差もありすぎて、左フロントをひっかけられてサスペンションが曲がってしまい、走行ができなくなってしまいました。あれがなかったら普通に走れていて、もう一度36号車にアタックできたと思うので、不運でした」

「すごい残念でしたね。チームも良いクルマを作ってくれていましたし、ヘイキ選手も良いスティントを走ってくれていた。優勝、悪くても2位を狙えるレースだったのを、こうして落としてしまったのは申し訳ないですね」

 開幕戦からトップには立てないながらも、着実にポイントを重ねてきていただけに、今回のノーポイントは残念な結果になった。しかし、次のSUGOではまだ燃料リストリクターの制限がかからず、比較的軽い30kgのウエイトハンデで臨むことができる。平手は気持ちを切り替え、次こそはしっかりと結果を出したいと意気込んでいた。

「ここまで良いクルマ、良い状態をチームが作ってくれたし、ピット作業も頑張ってくれて、良い状態で送り出してくれているのに、結果的にダメにしてしまった。次こそはしっかりと走りきって、これまでの鬱憤を晴らしたいですね」

取材・執筆/吉田知弘

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この記事について
シリーズ スーパーGT
イベント名 Round3 Autopolis
サブイベント 日曜日
サーキット オートポリス
ドライバー ヘイキ コバライネン , 平手 晃平
記事タイプ 速報ニュース