【スーパーGT】平手&安田、2017年の”ブリヂストンタイヤ”を語る

平手晃平と安田裕信がブリヂストンの2017年モータースポーツ参戦計画発表イベントに登壇し、トークショーを行った。

 3月6日、ブリヂストンが2017年のモータースポーツ参戦計画を発表した。このイベントには、スーパーGT GT500クラスでブリヂストンタイヤの供給を受けるLEXUS TEAM SARDの平手晃平とTEAM IMPULの安田裕信が登壇し、トークショーを行った。

 昨シーズンのチャンピオンに輝いた平手は、相棒のヘイキ・コバライネンが普段日本にいないということもあって、イベントに引っ張りだこの様子。シーズンに向けて身体が作り込めていないと嬉しい悲鳴をあげた。

 安田は今季から”GT500クラスルーキー”のヤン・マーデンボローを新しいチームメイトに迎える。新レギュレーションが導入される中で、ルーキーに多めに走行時間を与えることでクルマ作りの時間が減ると思われるが「僕たちがGT500に上がった時は同じ立場だったし、練習時間が少ないとか言うと、星野(一義)監督は『速い奴は速い!』っていう考えなんで」と安田は語った。

タイヤの重要性が増す2017年シーズン

 今シーズン、レギュレーションが改定され、マシンのダウンフォースを25%下げることが目指されているGT500。その分メカニカルグリップ、つまりタイヤが重要になってくるのは確実だ。

「ダウンフォースがない分タイヤの方でグリップを出してもらったりとかがより重要になってきます。去年までのセットアップだとタイヤをうまく使えなかったりもするので、ブリヂストンさんの開発陣の方と『ここはクルマで頑張ります、あとはタイヤでちょっとお願いします』っていうことをテストを通して進めています」と平手は語った。

「ダウンフォースが減ってタイヤの違いが分かりやすくなっているので、キャラクターは素直に出ます。ブリヂストンさんには『速くて強くて減らないタイヤ』をお願いします!」

 安田も「昨年の中盤から、タイヤの構造が良くなった。テストが進んでいない時はどのタイヤを履いても差をあまり感じない時があるんですけど、構造が変わってからは差が感じられるようになった。開発も進めやすいです」タイヤの開発には手応えを感じている様子だった。

 連覇を狙う平手は「タイヤとしてもメーカーとしても2年ぶりにチャンピオンを取り返したので、今年連覇してなんぼだと思ってます。クルマの調子もいいし、チームの雰囲気もいいので、ブリヂストンさんと一緒に連覇したい」と気合十分。

 安田も「本当にチャンピオンが手に届きそうで届かないんで、結果でチャンピオン獲るしかないと思っています。星野一義監督含め、TEAM IMPUL初のチャンピオンを今年はなんとか獲りたいと思っています。頑張ります」と語り、トークショーを締めくくった。

好調トヨタ勢。ニッサンはクルマを仕上げられるか?

 トークショーの後、両ドライバーに話を聞いた。

 トヨタ・LC500勢はテストを通して好調さがはっきり現れており、平手の表情からも自信が伺えた。

「昨年、RC Fで戦ってきた状況と比べると、クルマの仕上がりはものすごくいいです。特に弱点だった部分が改善されているので、ものすごく手応えはあります」と平手は語った。

「タイヤへの入力が減った分に関しては、ブリヂストンさんがタイヤの新しい構造だったりコンパウンドだったりを次々に作ってきてくれているので、とにかくたくさんタイヤを履いてみて、自分たちのクルマにあったタイヤを見極めているところです。開発スピードもすごく早いです」

「僕らのチームは、昨シーズンと同じような方向性で、良いセッティングを見つけているので、それが活きてくればトヨタ勢の中でも差がつけられるんじゃないかと思います」

「クルマも良い状態だし、今年は盤石の態勢で開幕戦から良いスタートが切れるかなと。まあ、あんまり気負わずに、最終戦でひっくり返すような感じで気楽な感じで今年もスタートしようかなと思います」

 一方のニッサンGT-R勢はクルマがまだ仕上がり切っていない様子。開幕までにやらなければならない作業は多そうだ。

 安田は「新レギュレーションに変わって、開発の段階でしっかり安心できるようなクルマになっていない。ホンダさんも速いし、そこに今ちょっと正直負けているんで、(開幕までの)1カ月の間いろいろ開発していかないといけないです。去年までの余裕はないです」と厳しい表情で安田は語った。

「去年のタイヤの良い部分が今年のクルマにも反映されているんで、タイヤに関してはすごく良い開発テストができていています」

「タイヤへの入力が減った分は、タイヤの構造で補えているのであんまりタイムが落ちていない。ただニッサン陣営としてはクルマの方でなんとかしないといけないです」

 トヨタ勢が好調を維持し開幕ダッシュを決めるのか? 今年新たにNSX-GTを投入し、未勝利に終わった昨シーズンの雪辱を誓うホンダ勢や、土壇場でチャンピオンが手からこぼれ落ちたニッサン勢がクルマを仕上げて『待った』をかけるのか? スーパーGTの開幕戦岡山国際サーキット(4月9日決勝)まではあと1カ月に迫っている。 

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Photo by: Mobility Land

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シリーズ スーパーGT
記事タイプ 速報ニュース