【スーパーGT】松浦孝亮「まだレーサーとしてやれるんだと思えた」

第6戦鈴鹿1000kmで優勝した#64 Epson Modulo NSX-GTの松浦孝亮は、決勝後の記者会見で感極まった様子だった。

 スーパーGT第6戦、今年で最後となる鈴鹿1000kmは、#64 Epson Modulo NSX-GT(ベルトラン・バゲット/松浦孝亮)の優勝で幕を閉じた。

 NAKAJIMA RACINGにとっては、2007年の最終戦富士で優勝して以来10年ぶりの優勝となったが、バゲットにとっては2014年にスーパーGTを参戦してから初めて、松浦にとってはARTA在籍時代の、2013年第4戦SUGO以来の優勝となった。

 レース後の記者会見でバゲットは満面の笑みでレースを振り返り、チームへの感謝を語った。

「本当に本当に幸せ! 僕にとっては優勝するまで4年もかかってしまった。ダンロップタイヤの開発をしているのは自分たちだけだから、比較する対象がなくて苦労してきたけど、こんな結果が出るとやってよかったと思える」

「中嶋(悟)監督は、僕たちをずっと応援してくれて、ストレスをかけない非常に素晴らしい人。そんな監督を含めてチームに感謝したい。ホンダのスタッフのみんなも本当に頑張ってくれたし、当然チームメイトの孝亮さんも、最高の走りを見せてくれた。まだ結果が信じられないよ、幸せだ」

優勝会見で涙を見せる松浦孝亮
優勝会見で涙を見せる松浦孝亮

Photo by: Motorsport.com

 一方の松浦は、レースを振り返る途中で言葉が出なくなってしまうほど、感極まる場面も。しかしゆっくりと、その心境を語っていった。

「正直まだ実感がわかないというか、いろんな思いがこみ上げてきて…」

「去年の10月に、自分がARTAを離れるということをホンダから告げられました。その際に、ホンダの山本雅史モータースポーツ部長から、NAKAJIMA RACINGに移って、ダンロップを建て直してくれっていうことを言われて移籍を決めました」

「19年間、(鈴木)亜久里さんのところで走ってきて、たいした結果が残せなくて本当に申し訳ないんですけど、こうして中嶋さんの元で勝つことができて自分の力も証明できました」

「ホンダさんには世界のトップ、インディカーにも連れて行ってもらったんですけど、結果が出せなくて…まだ自分がレーシングドライバーとしてやれるんだっていう風に思えたのが、一番嬉しいです」

 サーキットによって、ダンロップタイヤのパフォーマンスが不安定だったのが課題だったという松浦。今回は、路面温度が下がってきた第5スティントで一気にバゲットがペースを上げられたことが、勝因になったという。

 次戦は、シリーズ唯一の海外ラウンド、タイ・ブリーラムでの一戦となる。バゲットは「僕たちとダンロップにとって、タイはいつも良い」と気合十分の様子。

 一方の松浦は、「自分たちでも信じられないレースができて、シーズンはまだ2戦あるんですけども、あとは楽しくレースがやりたいと思います」とコメント。

「自分の中でも出し尽くした感があるので、残りのレースのことを考えずに、(タイまでの)1カ月間楽しみたいです。先にタイに行って、バカンスしてます」と、最後は笑顔で会見を締めくくった。

【関連ニュース】

鈴鹿1000km決勝GT500:終盤まさかのドラマ。EPSON NSX-GT10年ぶり優勝

鈴鹿1000kmGT500途中経過:ランキング上位陣に続々ハプニング、64号車首位

鈴鹿1000km決勝GT300:65号車LEON AMG、作戦成功で大逆転優勝

世界中から50台参戦目指す鈴鹿10h。タイヤはピレリワンメイクに決定

小林可夢偉、鈴鹿10時間耐久への参戦を表明?「スパ24時間のリベンジしたい」

コメント
コメントを書く
この記事について
シリーズ スーパーGT
イベント名 Rd.6 鈴鹿1000km
サーキット 鈴鹿サーキット
ドライバー ベルトラン バゲット , 松浦 孝亮
チーム ナカジマ・レーシング
記事タイプ 速報ニュース