【スーパーGT】オートポリス髙野所長「ファンに楽しんで頂きたい」

2017年のスーパーGT第3戦が、いよいよ20日から大分県のオートポリスで開幕する。熊本地震の影響も残るが、受け入れ態勢は整っている。

 昨年4月に発生した熊本地震の影響で、サーキットはもちろん周辺道路や施設にも被害が及び、昨年のスーパーGTは開催中止となった。それでもオートポリス側は、特にコースに関してすぐに修復を行い、昨年秋に営業を再開。同年11月にはスーパー耐久の最終戦を開催するまでにこぎつけた。

 スーパーGTの開幕前日となった金曜日には、パドックに各チームのトランスポーターが続々と入り、マシンや機材の搬入・設営作業が行われた。

 しかしメインストレートに目を向けると、熊本地震前とは大きく異なる光景が広がっている。ピットビルの向かい側に2つあったロイヤルルームのうち、1コーナー側の東棟と呼ばれる建物が取り壊され、オートポリスのシンボルでもあったビクトリータワーも同じように撤去されていた。

 コースや施設の改修について、オートポリスの髙野岳裕所長によると、ちょうど東棟があった箇所はサーキット建設時に盛り土をした箇所とのことで、サーキット全体の中でも地盤が緩く、地震の影響を強く受けていたとのこと。詳細調査を行なった結果、東棟は基礎工事からやり直すことになり、現在も残っている最終コーナー側の西棟は内装の全面工事を行うそうだ。

 今週末も西棟は立ち入りができない状態となっているが、東棟の部分についてはホスピタリティテントが設けられ、利用できることになる模様だ。

 ビクトリータワー部分は表彰台を新設し、ちょうど4月末に完成したばかり。明日からのレースに向けてスーパーGT仕様のポディウムの設営作業も急ピッチで進められていた。

 なお、ビクトリータワーのモニュメントについては、建て直す予定の東棟内に記念として組み込まれる予定とのことで、完成は来年2月を予定している。

 またコース上に関しては、ヒビ割れが何箇所かあり、第1ヘアピンを中心とした前後約1kmの路面が再舗装された。それに加え、昨年開催されていないこともあってか、初めてオートポリスでレースをするドライバーも少なくなく、この日はほぼ全チームのドライバーがコース下見に出て、各コーナーをチェックしていた。

 また周辺のアクセス面では、一番メインとなる「ミルクロード」は工事等が終了し開通しているものの、まだ通行止めが続いている国道57号線の迂回路にもなっているため、関係者やファンのアクセスが集中する週末の朝はかなり混雑するのではないかと言われており、来場するファンも、ある程度念頭に置いての来場した方がよさそうだ。

 地震から約1年が経過し、なんとかスーパーGTの受け入れ態勢を整えた髙野所長は、「2年ぶりの開催で、皆さんも期待していると思います。週末は天気も良いみたいですので、楽しんでいただきたいですね。周辺のアクセス面がまだ追いついていないところが少し心配ですが、とにかく無事に大会が終わってほしいです」とコメント。

 年に一度のビックイベントとなるスーパーGTが帰ってきたとあって、期待を膨らませている様子。チケットの売れ行きも例年通りとのことで、また九州のGTファンで盛り上がるレースウィークが、ここオートポリスに帰ってきそうだ。

取材・執筆/吉田知弘

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この記事について
シリーズ スーパーGT
イベント名 Round3 Autopolis
サブイベント 金曜日
サーキット オートポリス
記事タイプ 速報ニュース