【スーパーGT】鈴鹿公式テスト初日午後。逆襲への狼煙!? 23号車首位
スーパーGTの鈴鹿公式合同テストの初日午後のセッションが行われ、#23 MOTUL AUTECH GT-Rがトップタイムを記録した。

鈴鹿サーキットで行われているスーパーGTの公式合同テスト。1日目午後のセッションはドライコンディションに回復し、#23MOTUL AUTECH GT-Rがトップタイムを記録した。
午前中はウエットコンディションだったが、午後になると雨が止み、セッション開始から1時間を迎える頃には各車がスリックタイヤを装着し、コースインした。
また午前のセッションで、GT300車両と接触した#12カルソニックIMPUL GT-Rだが、マシンの修復に時間がかかり、セッション開始から1時間30分のところでようやくコースインとなった。
午前中はホンダ勢が好調だったが、ドライコンディションになると一気にペースを上げてきたのが、#23MOTUL AUTECH GT-R。開始1時間を過ぎて1分49秒801をマークすると、周回を重ねるたびにタイムを上げていき、開始2時間の段階では1分48秒160を記録。そのままさらにタイムを更新して1分47秒944を叩き出し、一時2番手以下に1秒の差をつけた。
セッション中盤は上位陣の顔ぶれもめまぐるしく変わったが、セッション後半になって#17KEIHIN NSX-GT(小暮卓史)が1分48秒633で2番手、#6 WAKO’S 4CR LC500(大嶋和也)が1分49秒202で3番手につけた。
混走のセッションも残り20分を切ったところで#21Hitotsuyama Audi R8 LMSがデグナーの2つ目でスピンしコースオフ。午後のセッションでは最初の赤旗中断となった。
マシンはグラベル上にストップしたが、ほぼダメージはなく自走でピットへ。セッションが再開されると程なくしてクラス毎の専有走行時間に突入した。
トップの#23MOTUL AUTECH GT-Rは、専有走行の前に今日のテストを終了。一方2番手の#17KEIHIN NSX-GTは小暮が担当し、タイムを詰めていくが1分48秒387でトップタイム更新はならず。結局、#23MOTUL AUTECH GT-Rが午後のセッションをトップタイムで終えた。
2番手には#17KEIHIN NSX-GT、3番手には#38ZENT CERUMO LC500が入った。
また#16 MOTUL MUGEN NSX-GTのジェンソン・バトンは開始45分からマシンに乗り込むと、そのまま専有走行時間を含め最後まで走行を担当。合計36周をこなし、最後は1分49秒283の自己ベストを記録。全体の10番手でセッションを終了した。
午後のセッションはステアリングを握る機会がなかった#19 WedsSport ADVAN LC500の小林可夢偉は、専有走行時間になってようやくマシンに乗り込みコースイン。6周を走りベストタイムは1分52秒449だった。
取材・執筆/吉田知弘
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この記事について
シリーズ | スーパーGT |
イベント | 鈴鹿公式テスト(6月30日〜7月1日) |
サブイベント | 1日目(6月30日) |
ロケーション | 鈴鹿サーキット |
ドライバー | ジェンソン バトン , 小林 可夢偉 , ロニー クインタレッリ , 松田 次生 |